2024.5.4
2024年2月17日 に開催した「銅版画石膏刷り」の講座では、横浜市民ギャラリーのエデュケーターが講師を務め、14名の参加者のみなさんと銅版画づくりを楽しみました。当日の様子をレポートします。

銅版画は、銅版に傷(溝)をつけ、そこにインクを詰めて刷り取る版画技法です。石膏刷りは紙やプレス機を使わずに石膏を使って刷る銅版画技法で、インクを詰めた銅版に石膏を流し込むと、型取りのように絵柄を写し取ることができます。今回の講座では、ドライポイント技法(ニードルという針状の道具で銅版を直接ひっかく技法)で絵を描きました。
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2024.5.4
講師に画家の清野晃代さんを迎え、着物姿の人物のさまざまなポーズを描く《大人のためのアトリエ講座「和の装いを描く」》を開催しました。(講座期間:2024年1/18 (木)~2/15(木)、全4回)

和装のモデルを観察し、人体のとらえ方や立体感の表現を学ぶ本講座。短時間で描く「クロッキー」と、じっくり時間をかけて描く「デッサン」の両方の基礎を学びました。クロッキーでは体の動きを観察し、人体の特徴を掴むことを目指し制作。扇を掲げたり、和傘を広げたりといった着物のモデルならではの魅力的なポーズを、みなさん楽しそうに描写している様子でした。
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2024.3.30
横浜市民ギャラリーでは、次世代の人材育成と職場体験の場の提供を目的に、2018年度より学生インターンを受入れています。前回の「2023年度インターン活動(学芸系)レポート」に引き続き、今回は2023年度におこなった子ども向け事業のインターン活動についてご紹介します。

子ども向け造形ワークショップの企画会議
当館では、美術に触れたり、つくったりすることを通じ子どもの自立心を養うことを目的に、子ども向けの美術展やアトリエ講座をおこなっています。子ども向け事業のインターン活動は各事業の準備や運営補助を体験しながら、子どもとの関わり方、年齢に応じた活動の展開や素材の特性等を学び、経験を積みます。最終的には、インターン生が中心となり造形ワークショップを企画・運営します。
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2024.3.30
横浜市民ギャラリーでは、次世代の人材育成と職場体験の場の提供を目的に、2018年度より学生インターンを受入れています。今回は2023年度におこなった、学芸系のインターン活動についてご紹介します。
※子ども向け事業については、以下の記事でご覧ください。
「2023年度インターン活動(子ども向け事業)レポート」
学芸系のインターン活動は、当館の所蔵作品管理に関する業務を補助する「コレクション管理補助活動」と、過去の展覧会などの事業アーカイブ構築に携わる「事業アーカイブ構築補助活動」の2種類があります。
■コレクション管理補助活動
横浜市民ギャラリーには、戦後の横浜の美術シーンを反映する約1,300点のコレクション(収蔵作品)があります。コレクション管理補助活動ではコレクション管理業務の一部を体験、実務補助していただきました。
・コレクション関連データの確認・更新作業
「収蔵作品」ページで公開している作品図版サムネイルの調整や、作品チェックシートの作成、作品カード情報の精査作業など、コレクションや作家にまつわるデータの確認・更新をおこないました。作業を通し、1つ1つの作品を管理するためには地道な積み重ねが必要であることを実感したようです。「作品カードを見ると、作品の保存や修復に必要なことが見えてきて面白かった」という感想もいただきました。
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