ピンホールカメラ(カメラオブスキュラ)を取り入れたプロジェクトを展開している、アーティストの細淵太麻紀さんを講師に迎え、小さな箱を使ったピンホールカメラの制作・撮影・現像までを1日で体験しました!
このブログでは、2回に渡り開催されたワークショップの様子をレポートします。
講師の細淵さん(中央)
ピンホールカメラ(カメラオブスキュラ)を取り入れたプロジェクトを展開している、アーティストの細淵太麻紀さんを講師に迎え、小さな箱を使ったピンホールカメラの制作・撮影・現像までを1日で体験しました!
このブログでは、2回に渡り開催されたワークショップの様子をレポートします。
講師の細淵さん(中央)
横浜市民ギャラリーでは、次世代の育成と体験の場の提供を目的に、2018年より学生インターンを受入れています。
今年度は、子ども向け事業について学ぶインターンシップに4名が参加。夏に開催された「横浜市こどもの美術展」(会期: 〜 や通年の子ども向け講座「ハマキッズ・アートクラブ」での現場実習などを通じて、年間で研修を行いました。
これまでの活動記録 ―――
5月:オリエンテーション
「横浜市こどもの美術展2021」
7月:会場内「写真さつえいコーナー」設営(写真左)
8月:関連イベント おうちでワークショップ「オリジナルメダルをつくろう!」運営(写真右)
子どものためのアトリエ講座「ハマキッズ・アートクラブ 2021年度」サポート
7月:「アートリンピック―スポーツを等身大アートで表現しよう!」切取り作業(写真左)
12月:「森のペンとノートをつくろう」仕上げの装丁作業(写真右)
2022年1月:出張ワークショップ「ちょうちんをつくろう!」
【横浜・紅葉ケ丘まいらん連携事業】
2021年5月~12月まで様々な子ども事業の現場を体験し、その集大成として2022年1月にインターン生自身が企画した「工作ワークショップ」を開催しました。以下、その準備から当日までの様子を担当スタッフがレポートします!
2021年12月12日、ハマキッズ・アートクラブ「森のペンとノートをつくろう」を開催しました。講師は日本画家の泉桐子さん。小学1~3年生13名が参加しました。
今回つくるのは、森のペンとノートの二つ。まずは木の枝を削ってすてきなペンをつくり、次に自分でつくった道具を使って絵を描き、ノートカバーにします。二つもあるなんて、なんだかちょっと大変そう?!
ペンをつくるため、今回は小刀を使います。ほとんどの参加者は小刀を使うのが初めて。「ものをつくる前には、しっかり準備体操するといいですよ!」と泉先生。みんなで手をグーパーグーパーと動かします。
最初は練習で割りばしを削ってみます。力の入れどころが難しい!コツをつかむと段々上手になってきました。
そして本番の森のペン。みんなのために、泉先生がクヌギやサクラなど自然の木の枝を拾って準備してきてくださいました。いろんな太さや形があって選ぶのも楽しい!テンションが上がります。
ペンの先端を削っていきます。割りばしと違って、ちょっと木が固い!みんな疲れながらも自分の納得がいく形になるまで頑張って削りました。
マスキングテープで飾りをつけたら、森のペンが完成です。
今度はペンに墨汁をつけて絵を描いていきます。どんなふうにペンを使うとよいか先生のお話を聞いたら、さあ描いてみよう!
自分でつくったペンの書き味はどうでしょう?墨の風合いも相まって、強弱のある味わい深い線になります。しっかり墨を乾かし、色を塗りたい人は塗ります。
絵が完成したら最後の仕上げ、ノートカバーに仕立てましょう。担当は横浜市民ギャラリーのインターンの学生さんたち。子どもたちから「ここの絵が見えるようにしたい!」といったオーダーを聞きながら、頑張ってくれました。
世界に一つの自分だけのノートが完成!最後までおつかれさまでした。おうちでも森のペンを使って、またステキな絵を描いてくださいね。
今年度のハマキッズ・アートクラブでは、例年年長児を対象に実施している2講座を、感染症対策の観点から親子で参加する講座に変更して開催しました。
「スチロールで船をつくろう」(2021/9/5開催)
スチロールカッターをつかってスチロールをカットして組み立て、水に浮かぶ船をつくる講座をおこないました。講師は造形作家の川﨑和美さん。年中~年長児の親子8組にご参加いただきました。
先生のお話をしっかり聞いたら、スチロールを自分で切ってみます。
電熱線が熱くなるけれど、ゆっくり落ち着いてやれば大丈夫。慣れるとどんどん上手になります。
どんなお船にしようかな?糊でスチロールをくっつけていくと、それぞれ個性的な船のかたちが見えてきます。子どもたちの「こうしたい!」をどうしたらかたちにできるか、保護者のみなさんも一緒に考えてつくりました。
最後に絵具で模様をつければ、すてきなお船の完成!みんな予想以上に立派なお船をつくってくれました。
* * *
「ステキなステッキをつくろう」(2021/10/16開催)
造形作家の大竹美佳さんによる10月の講座では、ハロウィンにあわせてステッキづくりに挑戦しました。年中~年長児の親子12組が参加、とくに女の子たちに人気がありました。
今回は、子どもたちだけ集まって先生のお話を聞き、作り方を覚えました。お互いに近づかなくても見えるよう、先生の手元をライブカメラで写し、投影しました。
お席に戻ったらさっそく作ってみよう!材料を手順どおりにハサミで切ってテープでとめたり、ステッキの棒の部分は画用紙を2枚重ねてクルクル~と巻きます。シマシマ模様を出すのが意外とコツが必要!難しいところは保護者の方に手伝ってもらい一緒にがんばります。
ステッキのベースの形ができたら、これからが楽しいところ!シールやキラキラテープを貼って飾り付けです。
天使やおばけの羽もつけたら、ハロウィン感がぐっと出ます。
完成したステッキは、どれもとてもステキ!
最後は、特設の写真撮影コーナーで記念撮影をパチリ。たくさん飛んでいる小さなおばけバスケットは、大竹先生からのプレゼントでした。みんなお気に入りのステッキを手にポーズを決めて、ニコニコ笑顔でした。
2021年7月4日、ハマキッズ・アートクラブ「アートリンピック スポーツを等身大アートで表現しよう!」を開催しました。この講座は「横浜市こどもの美術展2021」の連動企画。今年の展覧会のテーマ「スポーツ」にあわせて、アート団体のLITTLE ARTISTS LEAGUEさんを講師に迎えて実施し、小学1~5年生14名が参加しました。
つくった作品は「横浜市こどもの美術展2021」会場で展示することもあり、みんな楽しみに参加してくれたようです。
オリンピックのスポーツにはどんなものがあるかな?LITTLE ARTISTS LEAGUEの望月さんのお話を聞き、まずはどのスポーツを等身大アートで表現するか、それぞれ選びます。
好きなスポーツを決めたら、大きな白いダンボールの上にゴロン!かっこいいポーズを決めて、からだの線をなぞっていきます。小道具もつかって、スポーツの動きをうまく表せるかな?
* * *
線が書けたらいよいよダンボールをカット。
ダンボールカッターをつかって、自分のからだをギコギコ切り出していきます。
コツをつかむまではなかなか大変!1年生だって自分でがんばります。
「つかれたー」という声もちらほら聞こえてきました(笑)。
自分と同じ大きさに切り出せました!がんばった分、みんなの顔には達成感が。
切り抜いた後のダンボールのシルエットも、なんだか作品みたい!
* * *
そして最後は色塗りです。すてきな色をつけて、かっこよく仕上げよう!
絵具屋さんコーナーで使いたい色の絵具をもらい、色を塗っていきます。みんなの頭のなかには最初からイメージがちゃんとある様子。集中してどんどん筆が進みます。
色が加わると、それぞれのスポーツの動きがだんだん見えてきました。細かい部分までこだわって、「こうしたい!」という思いを形にしていきます。
そして作品が完成!スポーツの動きが見事に表現されていて、とてもすてきです!みんながとても楽しく作品をつくったことが伝わってきますね。
最後に、お互いの作品をみて感想を伝え合ったりしました。
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完成作品は「横浜市こどもの美術展2021」(7月23日~8月1日)で展示しています。参加者の子どもたちも来場し、自分の作品が飾られているのを見て嬉しそうです。みんなの思いがこもった元気いっぱいの「アートリンピック」をぜひ会場に見にいらしてください!(ご来場時は2日前までにご予約ください。詳細はこちら)