2014年10月10日、横浜市民ギャラリーが西区宮崎町の地に移転オープンしました。
約1年半の休館期間を経て、待望の再開です。
午前中には開館記念式典を開催しました。
林文子横浜市長をはじめ、たくさんの来賓の方々にご来場いただき、華やかにテープカットが執り行われました。
開館と同時に開館記念展「横浜市民ギャラリークロニクル1964-2014」が開幕。
会場は多くの方々でにぎわいました。
横浜市民ギャラリーは2014年でなんと開館50周年!
この開館記念展は、移転オープンと、開館50周年の両方を祝う記念の展覧会です。
約1300点にのぼる横浜市民ギャラリーの所蔵作品から138点を選りすぐってご紹介しました。
本展では「横浜」を描き、写した作品がテーマ。
戦後から移り変わってきた港の風景、街の風景が並びます。
いずれも横浜の美術界を牽引してきた作家たちの作品ばかり。
そして本展の見どころの一つともなった、「ヨコハマ漫画フェスティバル」の特集展示。
赤塚不二夫、やなせたかし、ちばてつや、柳原良平、ヒサクニヒコらの漫画家・イラストレーターたちがユーモアたっぷりに横浜の情景を描きだしており、今見ても全く色あせない風刺が人気を博しました。
当館の重要な活動の一つである「今日の作家展」も特集展示。
1964年の開館から継続して開催してきた現代美術の年次展覧会の出品作家の作品をご紹介しました。
地下の天井が高い大空間には現代美術がよく映え、注目を集めました。
所蔵作品だけではなく、50年の当館の歩みを振り返る資料や映像もご紹介しました。
入口にはこれまでの展覧会から抜粋したポスターを展示。デザインからも様々な時代が浮かび上がります。
さらに、市民の皆様から募集した「ヨコハマ」の写真を展示。
69名178点のご応募をいただき、1950年代から2014年までの写真が並びました。
懐かしい光景の数々に、ご自身の思い出を重ねて見入る方がたくさんいました。
おかげさまで10月29日に無事終了した開館記念展。
20日間の会期中のべ4,580名の方々にご来場いただきました。 心よりお礼申し上げます。
横浜市民ギャラリーは来年度も様々な展覧会を開催します。
これからも皆様のご来場をお待ちしています。