4月21日より全4回のコースで開催しました。以前開催していた「オープンスタジオ ヌードクロッキー」から「オープンスタジオ 人体を描く」に変わり、初日と最終日に講師をお迎えしています。今回の講師は清野晃代(きよの てるよ)さんです。各自クロッキー帳や画用紙、油絵以外の画材を用意してヌードのモデルを描きます。カルトン(サイズは四つ切40×56㎝と木炭紙判67.5×53㎝)とイーゼルは無料で貸し出しています。3日目と4日目が固定ポーズなので全4回同じモデルを描きます。
1日目 4月21日
初めは講師から描くためのレクチャーを受けます。その後、女性ヌードモデルの20分ポーズを描きます。描いている間は講師が各自にアドバイスをして回ります。画面に向かう時のちょうどいいイーゼルの高さや姿勢など基本的なこともあらためて教えてもらうとちょっと描きやすくなります。
2日目 4月28日
10分ポーズ2セットを6回。この日のモデルには、ポーズごとに方向を変えてもらいます。2セット6回なので12のちがうポーズを描くことになります。1枚の紙に1ポーズ描きたい方は、紙を12枚持って来ていました。10分ポーズのクロッキーは形を捉える練習によいと思います。
3日目 5月12日
3日目と4日目は同じ固定ポーズをじっくり描きます。ポーズを決定するために、はじめに5分ポーズを4回行ってから多数決をとります。そのあとは決定したポーズ20分を5回描きます。同じポーズを違う角度から何枚か描く方もいらっしゃいました。
4日目 5月19日
3日目と同じポーズで20分を5回描きます。じっくり描く方は前回の続きです。最終日は講師からのアドバイスを受けながら描きます。
最後にみなさんの絵を並べて講評します。今回は講師の清野さんから、「お尻と地面の接地面はどうなっているのか?膝に乗っている腕はどうなっているのか?」というお話がありました。固定ポーズのデッサンでは、思ったより一歩踏み込んで描いてみるとよいそうです。
2日目、3日目には描く事に集中出来ますし、初日、最終日には講師のアドバイスを受けて描いたものを冷静に見て考える事も出来ます。各回、充実した2時間半を過ごしていただけたようです。