講師に画家の椿暁子さんを迎えて、大人のためのアトリエ講座「油絵を描く」が開催されました。
初回:5月17日
まずは、油絵についてのレクチャーを受けました。今回はF15号のキャンバスに静物画を描きます。
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レクチャーの後はさっそく絵にとりかかります。テーブルの上に組まれたモチーフをどの角度から描くか考え、場所が決まったらイーゼルやイスを準備します。モチーフ全体を画面に入れるか、クローズアップして描きたい部分を大きく画面に入れるかを決めて鉛筆で下書きをします。
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下書きができたらいよいよ油絵具を使います。はじめは、画面全体になじみやすい色で輪郭を描きます。
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テレピン油、リンシードオイル、ダンマルワニスを配合した溶き油を使って、絵の具の硬さを調整します。 画材店に行くとペインティングオイルとして配合してある溶き油が売っていますが、今回は3種類の油の特徴を学びながら実際に配合して使用しました。
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2回目:5月24日
前回の絵にさらに重ねて輪郭や陰、背景などを描いていきます。
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3回目:5月31日
だいぶ描けてきたので、薄塗りでなくマヨネーズくらいの固さの絵具で厚塗りに挑戦するよう椿さんからアドバイスがありました。
パレットには絵具セットに入っている全色を出しておくと混色して様々な色が作りやすくなります。
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色味や構図をもう1度見直しながら進めます。
物と物がかたまっている部分や抜けている空間のバランスをみるとよいそうです。
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4日目:6月14日
最終日、全体と細部、主役と脇役、背景の扱いなどのバランスを考えながら描きます。
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最後に講評会をしました。
みなさんの絵が並ぶと、背景の扱いや絵具のマチエールなどいろいろな表現があって油絵のおもしろさが感じられました。
「モチーフ部分に時間をかけて描いたように、背景にも手を入れると画面全体がなじみます。」と椿さんからアドバスがありました。
油絵は乾いてからも重ねて描けるため家でさらに加筆してみるのもいいかもしれません。
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