2023.3.13
横浜市民ギャラリーコレクション展2023 では、ボランティアの鑑賞サポーターが活躍しました。この記事では、会期中に実施したイベント「おしゃべりステーション@コレクション展」の様子をレポートします。
(展覧会前の事前研修の様子は、前回のブログ記事をご覧ください。)
近年コレクション展では、関連イベントとして「鑑賞サポーターによるギャラリートーク」をおこなってきましたが、今年は鑑賞サポーターが作品についてお話しするだけでなく、来場したお客様と自由な会話のキャッチボールをすることで、一緒に作品鑑賞を楽しむイベント「おしゃべりステーション@コレクション展」を初開催しました。
「横浜市民ギャラリーコレクション展2023 描きたい風景」関連イベント
〈おしゃべりステーション@コレクション展〉
日時:2023年2月26日(日)、3月4日(土)各日13:30~15:30
会場:1階展示室前スペース、展示室1・B1
参加無料、申込不要
当日は、展覧会入口前の机が「ステーション」に。出品作家の画集を座って眺めたり、気に入った作品を選んでコメントカードを書いたりするスペースです。展示を見終わった後、休憩しながら展覧会を振り返り、作品鑑賞の幅を少し広げることができる場となりました。
コメントカードの書き方は自由。好きな作品のシールを貼ります。
カードは会期中掲出し、来場者にご覧いただきました。ほかの人のコメントを読むのも楽しい!
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2023.2.21
今回は「横浜市民ギャラリーコレクション展2023 描きたい風景」に関連して、鑑賞サポーターの研修の様子をレポートします。
鑑賞サポーターは、コレクション展の魅力を伝えるボランティアとして、2017年より毎年参加者を募り、作家や作品について調べたことを来場者の皆さんに紹介する活動等を行っています。
今年度の活動内容は2つです。
(1) 作品紹介シートの執筆
(2) 「おしゃべりステーション@コレクション展」の計画・実施
1月~2月に行う4回の研修で準備をすすめ、展覧会をむかえます。
■作品紹介シートの執筆
学芸員から今年のコレクション展概要の説明を受け、作品リストや作家資料もみながら、紹介したい作品を決めます。その後、執筆した文章を鑑賞サポーター内で読み合い、意見交換をしたり、修正を加えたりして完成を目指します。各鑑賞サポーターならではの視点が、作品を鑑賞する際のちょっとしたきっかけになるかもしれません。
完成した作品紹介シートは、会期中来場されるみなさまにお配りしますので、鑑賞のお供にぜひご活用ください。
また、「おしゃべりステーション@コレクション展」開催時は、鑑賞サポーターがオススメ作品の前でコンパクトに作品を紹介しますので、こちらもどうぞお楽しみに!
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2022.12.8
10月に開催したハマキッズ・アートクラブ「切り絵で顔をコラージュしよう」。
参加したのは小学1~3年生のお友達10名。
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2022.8.21
この夏開催した「横浜市こどもの美術展2022」(会期:2022年7月22日[金]~7月31日[日])。関連イベントである、自由参加ワークショップ「紙でたてよう!なんでもタテモノ」の会場運営を、ボランティアや学生インターンのみなさんにサポートしていただきました!
このブログでは、事前説明会から当日の様子までをレポートします。
「横浜市こどもの美術展2022」 自由参加ワークショップ「紙でたてよう!なんでもタテモノ」 受付の様子 photo:Ken KATO
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2022.7.23
6月のハマキッズ、講師は日本画家の泉桐子さん。
「星空のうちわ」と聞くとどんなうちわをイメージしますか?
今回の星空は、ドーサ液という墨をはじく液体で描き、
乾いたところで上から墨を塗り、また乾かす。
そうすると、最初に描いた星空の絵が墨をはじいて浮かびあがってくる、というもの。
日本画の技法のひとつです。
まずは泉さんからやり方の説明を聞きます。
ドーサ液のにおいを嗅いだり、材料に使った膠(にかわ)をさわってみたりもしました。
動物由来のゼラチンでできている膠はちょっぴり獣のにおいが…したかな?
子どもたちもさっそく描いていきます。
描いては乾かし、描いては乾かし…。
描いた直後は見えていた絵も、乾かすとほとんど見えなくなります。
筆を大胆に上から振ってドリッピングする子も。
大きな和紙は、乾かすのも大変!
学生インターンのお兄さん、お姉さんも手伝ってくれました。
ひと通り描いたところで墨汁の登場です。
こんなに真っ黒なものを上から塗って、
本当に絵が浮かび上がるのでしょうか?
出てきた、出てきた。
墨汁も少し塗っては乾かし、また塗っては乾かし、作業が続きます。
最後は少し色味も加えて、「うちわ」の紙を仕上げます。
大きな紙のどこを切り抜くか
案外サクサク決めていく子どもたち。迷いがありません。
乾いた紙をうちわの形に切り取って、骨に貼って完成です!
自由に描いた星空は、素敵なうちわになりました。
梅雨明けの早かった今年は、急に暑くなりましたね。
みんなのうちわ、活躍しているかな?
最後に、講師の泉さんからメッセージをもらいました。
「はじめて触れる材料だったと思いますが、様々な描き方を試してくれて、それぞれの星空ができていました。
『裏側から見てもきれい!』なんて発見ができた人もいましたね。
これからもいろんなものに触れて、発見して、想像して。いろんなことを楽しんでください。」
ハマキッズ・アートクラブでは8月以降も様々な講座を開催します。
「どんなことやるのかな?」興味がわいたら応募してみてくださいね。
お待ちしています!