横浜市民ギャラリーの開館60周年を記念し、NPO法人横浜シティガイド協会主催によるガイドツアー&ミニ講座「昭和の横浜風景 ~絵&写真で辿る関内・桜木町・野毛~」が12月1日に開催されました。
横浜市民ギャラリーの約1,300点の所蔵作品のなかには、横浜の風景を描き、写したものが数多くあり、コレクションの大きな特徴となっています。今回の街歩きツアーでは、そのなかから絵画・写真・漫画作品など14点をピックアップし、作品に登場する場所を実際に訪れ、ガイドのみなさんからその土地の歴史などを伺いました。取り上げた作品が制作されたのは1950年代~80年代、まさに「昭和の横浜風景」に思いを馳せるツアーです。
当日は43名が参加。4班にわかれてJR関内駅を出発し、終着地の野毛山の上にある横浜市民ギャラリーを目指して約2.3kmを歩きました。
《主なルート》
JR関内駅 → 横浜スタジアム → 二代目横浜市民ギャラリー跡(現・関東学院大学関内キャンパス) → 伊勢佐木町 → 桜木町、初代横浜市民ギャラリー跡 → 野毛 → 三代目横浜市民ギャラリー(現施設) ※学芸員によるミニ講座
[紹介作品] 馬場檮男《横浜スタジアム》 ※リンク先で紹介作品のサムネイル画像をご覧いただけます。
[紹介作品] 島田四郎《教文センター》
[紹介作品] 柳原良平《大通り公園》
[紹介作品]
[紹介作品] 横山清治《高速道路(吉田橋)》
[紹介作品] 出光永《ガス事始》
[紹介作品] 柴田善登《大江橋》
[紹介作品] 浜口タカシ《市電の詩》
[紹介作品] 奥村泰宏《マッカーサー劇場 野毛町》
横浜市民ギャラリー到着後には、横浜市民ギャラリーの歴史や、道中で紹介された作家について、学芸員によるミニ講座が行われました。
参加者の多くは横浜の方でしたが、今回の企画では、当館の60年の歴史を遡りながら所蔵作品について知ることができ、また作品をきっかけに街の歴史を振り返るめずらしい企画としてお楽しみいただいたようです。昭和の横浜の様子を伝える作品と、幅広い知識を持つガイドのみなさんのお話により、かつてそこにあった風景や歴史を、実感を持ってたどることができる素敵なツアーとなりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
————————-
横浜市民ギャラリー開館60周年記念
ガイドツアー&ミニ講座「昭和の横浜風景 ~絵&写真で辿る関内・桜木町・野毛~」
2024年12月1日(日)9:30~12:00
主催:NPO法人横浜シティガイド協会
共催:横浜市民ギャラリー