画家の清野晃代さんを講師にお招きし、全4回の講座「人体を描く―ヌードと着衣―」を開催しました(2024年5月16日〜6月6日)。本講座では、クロッキーとデッサンを通じて人体を描く技術を学び、ヌードと着衣の人体表現に挑戦しました。講座の様子をレポートします。
①クロッキー(第1回・第2回)
第1回(5/16)には女性モデル、第2回(5/23)には男性モデルを迎え、それぞれヌードと着衣のクロッキーを描きました。
清野さんは素早く形を捉えるコツや、人体のバランスについて解説。皆さんとても集中してモデルを観察し、短い時間で描写する難しさと楽しさを味わっている様子でした。
②デッサン(第3回・最終回)
後半の2回は、2日間かけてヌードデッサンに取り組みました。クロッキーよりも時間をかけてじっくりと描くことで、人物の自然な立体感や質感を表現することを目指します。
講座中、清野さんは「陰影をどのように描き込むか」「人体の量感をどう表現するか」といった技術的なポイントを指導され、参加者の皆さんは試行錯誤しながら作品に向き合っていました。
③講評会
第2回と最終回に行われた講評会では、清野さんが一人ひとりの作品に対して丁寧にコメントしてくださいました。
「光の捉え方が良いですね」「もっと大きく、大胆に描いても良いですよ」といったアドバイスに、皆さん真剣な表情で耳を傾けていました。他の人の作品を見ることで、自分の作品の新たな視点を得る場にもなりました。
参加者の方からは、「何年か振りにデッサンができて、とてもいい経験をすることができました」「先生に的確にご指導いただけて嬉しかったです」といった感想が寄せられました。4回にわたる講座を通じて、人体を描く面白さや奥深さを体験していただけたのではないでしょうか。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!