「横浜市こどもの美術展2023」ボランティア・インターン活動レポート

2023.8.23

大盛況のうちに閉幕した「横浜市こどもの美術展2023」(会期:2023年7月21日[金]~30日[日])。
関連イベントの《こどものためのコレクション展「いろのいろいろ」》と《みんなでつくるコーナー「どんどんひろがる!あおいろのカベ」》は、ボランティアや学生インターンの皆さんに運営をサポートしていただきました。

事前説明会から展覧会当日までの活動の様子をレポートします!

みんなでつくるコーナー「どんどんひろがる!あおいろのカベ」photo:Ken KATO

横浜市民ギャラリーでは、当館の活動を市民の皆様と共に創る機会として、当館主催の展覧会でボランティアの参加を募っています。
「横浜市こどもの美術展2023」では中学生以上を対象に募集し、中学生からシニア層まで様々な世代の方々にご参加いただきました。


1.事前説明会
7月2日(日)に、総勢35名のボランティア・学生インターンの皆さんが4階アトリエに大集合!

展覧会での活動について、ギャラリースタッフから説明を受けたり、体験したりしました。

説明会の様子


今回の展覧会での活動内容は次の2つです。

①《こどものためのコレクション展「いろのいろいろ」の鑑賞サポート》
横浜市民ギャラリーの約1,300点の所蔵作品から、「色」をテーマに子どもが親しみやすい視点で作品を展示します。
鑑賞サポートは、来場者が作品の前に立ち止まって意識的に作品を見るきっかけをつくったり、感じたことを言葉にすることで鑑賞を深めることを目指します。

こう書くと難しく感じるかもしれませんが、
お客様にご挨拶をしたり、
鑑賞をサポートする「みてみよう!カード」をご案内したり、
「みてみよう!カード」を使って作品についてお話ししたり…
それぞれにできることで、作品鑑賞をサポートしていただきます。
作品解説ではなく、家族や友人と話すように感想を共有したり、来場者と一緒に考えてみたりできればOKです。

作品鑑賞のポイントが書かれた「みてみよう!カード」

真剣に作品について語り合うボランティアとインターンの皆さん

 

説明会では、配布資料の作品図版を見ながら、作品について思ったことや気づいたことをお互いに話し合いました。
同じ作品でも、見る人によって様々な見方がありますね。
作品について話し合う中で新たな視点に出会えることを体感していただけたのではないでしょうか。
世代を超えてとても楽しそうにお話しされている様子が印象的でした。


②《みんなでつくるコーナー「どんどんひろがる!あおいろのカベ」の運営》
「どんどんひろがる!あおいろのカベ」では、様々な青色の紙の中から、展覧会の来場者が好きなものを選び、モザイクのように壁に貼り付けます。
会期をとおして、展示室を夏らしい青色の空間に変えていきます。

実際にアトリエの壁に貼ってみました

当日の手順を確認し、実際にアトリエの壁に貼り付けてみました。

どの紙を選ぶか考えるのも楽しいですね


2.活動当日

こどものためのコレクション展「いろのいろいろ」の鑑賞サポートでは、朗らかにご挨拶したり、作品についてお話ししたりと、自由に作品鑑賞を楽しむ雰囲気をつくっていただきました。

作品を見て、どんなお話をしてくれたのでしょうか

中高生のボランティアも大活躍でした!

子どもたちの感想に微笑んだり、斬新な視点にハッと驚いたり、ボランティア・学生インターンの皆さんも楽しみながら鑑賞サポートしてくださいました。

 


「どんどんひろがる!あおいろのカベ」では、参加者へ青色の紙を渡したり、壁に貼る時のサポートをしていただきました。

受付の様子。ここで好きな青色の紙を選んでもらいます。photo:Ken KATO

子どもたちがどこに貼るか迷っていたら優しく声をかけたり、温かくサポートしてくださいました。

 

最終日の壁の様子。ボランティア・学生インターンの皆さん、お疲れさまでした!

 

ボランティア・学生インターンの皆さんのおかげで、たくさんのお客様に展覧会を楽しんでいただくことができました。
活動にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!