横浜市民ギャラリー4階にある明るいアトリエでは、幼児・児童を対象とする造形講座「ハマキッズ・アートクラブ」を実施しています。
6月10日(土)は、「抽象画で天気を表現しよう」を開催しました。講師は「EduArt」主宰の望月実音子さん。小学1年生から3年生まで13名が参加しました。
最初はレクチャーから始まります。講師の望月さんが、気象や環境問題、そして抽象画について話してくれます。世界のどのような地域で、山火事や干ばつなどの異常気象が広がっているか、そして、私たちの生活にどのような影響を与えているかを、スライドを使ってわかりやすくお話ししてくれます。
次は、塗り方のデモンストレーションです。ヘラやローラーなどで複雑な天気を表現します。
いよいよ自分で描いてみます。描く気象現象を決めて、筆は使わずアクリル絵の具を重ねます。雷や、竜巻、また晴れ渡った青空など、大きな紙一面に表現します。
出来上がったら色ごとに分けて壁に展示します。みんなで作品を見ながら、表現したかった天気や気象現象をひとりずつお話ししてみます。
抽象画は難しいイメージもあったと思いますが、表現豊かな堂々とした作品が完成しました。気象や環境のことを考え、それを描いて表現することは、これからの生活の中でも多くの気付きにつながるきっかけとなるでしょう。望月さんから、表現を引き出すアドバイスをもらったり、筆以外の道具で描いてみる経験もでき、充実した時間となりました。最後は、みんなで作品の前で記念撮影をし、講座を終了しました。
◇この講座は、英語での指導も可能な講座として開催しました。
英文チラシ Hamakids2023_Abstract_Weather_Painting
◇子どものためのアトリエ講座「ハマキッズ・アートクラブ」は「自分で考える」「自分で決める」「自分でする」ことの醍醐味を体験してもらうことに目的があります。
講座パンフレット https://ycag.yafjp.org/events/hamakids_2023/