横浜市民ギャラリー4階にあるアトリエでは、幼児・児童を対象とする造形講座「ハマキッズ・アートクラブ」を実施しています。
2024年度6回目の講座として、11月24日(日)に「スタンプ!スタンプ!スタンプ!」を開催し、年長児15名が参加しました。講師は川﨑和美先生です。
会場であるアトリエに入ると、とても大きくて長い紙が床に敷かれていて子どもたちはびっくり。
自分の持ち物に押すお名前スタンプや、お手紙などに押すキャラクターのスタンプなど、いろいろなスタンプが身近にあるかと思いますが、こんなに大きな紙で、どのようなスタンプをするのでしょうか。
今回の講座でまず最初に使うのは、段ボールで作ったスタンプです。
「段ボールは普段の生活でもよく見るけど、断面がおもしろい模様になっているのは知ってた?」と川﨑先生。
スタンプしてみると、うねうねした模様をしているのが分かります。
まずは先生とスタッフでお手本。紙の両側からスタンプを始めて、お互いのスタンプの道が近づいていきます。
「誰かがスタンプしたところとつながるとどうなるかな、もっと楽しくなるかな?」
大きな紙に、思う存分スタンプしていきましょう!
みんなのスタンプでいっぱいになった紙を、壁に貼って飾りました。
こんなに大きな作品ができたのだと、子どもたちも誇らしげでした。
手についた黒いインクを綺麗に洗い流したら、後半は自分の作品づくりです。
前半では真っ白な紙に黒一色のスタンプをしましたが、ここからは黒い紙にカラフルなスタンプをしていきます。
そしてスタンプに使うのは、おもちゃのブロック。いつもこれで遊んでいるよ、という子もいました。
「いつもは組み立てて遊ぶブロックだけど、このでこぼこもスタンプになるんだよ」とお手本を見せてくれる川﨑先生にみんな大注目。
ブロックのほかにも洗濯ばさみやボルトなど、さまざまな素材のものを使ってスタンプします。
カラフルになったスタンプ台で気分も一新。どの子も手が止まらず、次々とスタンプしていきます。
同じブロックでもひっくり返して別の面を使うと、全く違うスタンプになるというのも大発見です!
丸や四角など単純な形のスタンプも、組み合わせや押し方を工夫して多様に表現することができ、また身近でよく知っているものでも、スタンプしてみるとそのかたちの面白さに気付くことができました。
家にあるものでスタンプしてみると、またおもしろい発見があるかもしれません。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。