収蔵作品 今月の1点

撤去された米軍兵舎跡 ©Yokohama Civic Art Gallery

撤去された米軍兵舎跡 奥村 泰宏 おくむら たいこう

■ 制作年:1955年-1956年頃
■ 技法・材料:ゼラチン・シルバー・プリント
■ サイズ [縦×横×奥行]:29.3 × 44.7cm
■ 作品番号:PH-099
■ 分野:写真

※「横浜画廊散歩」2026年2・3月号に掲載

戦後10年が経過したにも関わらず、横浜の都心部には広大な空き地が広がっています。第二次世界大戦後、進駐した連合国軍により横浜市は多くの土地や建物を接収され、福富町や伊勢佐木町には米軍の兵舎や施設が立ち並びました。この地区は1952年(昭和27)に接収解除されましたが復興が遅れ、関内の辺りは雑草が生い茂った様から「関内牧場」とも呼ばれました。変化を続ける戦後の横浜を写した奥村泰宏は、写真集『ハマの写真の物語』(1990年、奥村泰宏写真展実行委員会)の中で、この作品に「独立への胎動」という言葉を添えています。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1988年 横浜上海美術交流展
1990年 横浜オデッサ美術交流展
1990年 個展「ハマの写真の物語」展
1993年 横浜サンディエゴ美術交流展