収蔵作品 今月の1点
桃 松島 一郎 まつしま いちろう
■ 制作年:1960年
■ 技法・材料:油彩、キャンバス
■ サイズ [縦×横×奥行]:37.8 × 45.3cm
■ 作品番号:O-182
■ 分野:油彩他
■ 技法・材料:油彩、キャンバス
■ サイズ [縦×横×奥行]:37.8 × 45.3cm
■ 作品番号:O-182
■ 分野:油彩他
※「横浜画廊散歩」2026年6・7月号に掲載
テーブルの上の大きなガラスの器の中に、ふっくらとした桃が9個。黄色っぽい実が赤く色づき、こちらにまで甘い香りが漂ってくるようです。じっと見ていると、表面に触れた時の少しざらっとした触感や、実をかじると口いっぱいに広がる果汁の瑞々しさが呼び起こされます。そんな桃の描写とは対照的に、背景のでこぼこしたマチエールや、大胆な筆致で描かれたテーブルクロスのストライプが、画面に躍動感を与えています。
作者の松島一郎は1902年に横浜に生まれました。洋画家の里見勝蔵に師事し、独立美術協会等に所属して活躍しました。横浜の風景を多く描き、1945年の横浜美術協会や1962年の神奈川県美術家協会の設立に参加するなど、神奈川の美術振興に尽力したことでも知られています。
- 横浜市民ギャラリーでの展覧会:
- 1985年 「横浜市民ギャラリー収蔵作品展」
- 1999年 「横浜市民ギャラリーコレクションを中心とする企画展示」
- 2009年 「コレクション展2009 静物~身近なものへのまなざし」
- 2017年 「横浜市民ギャラリーコレクション展2017 季節をめぐる」
