港(船の絵) ©Yokohama Civic Art Gallery

港(船の絵)
加山 四郎
かやま しろう

■ 制作年:1971年
■ 技法・材料:油彩、キャンバス
■ サイズ [縦×横×奥行]:130.4 × 162.5cm
■ 作品番号:O-053
■ 分野:油彩他

※「横浜画廊散歩」2021年2月号に掲載

1900年、横浜市生まれ。1926年に春陽会初入選後、同展を中心に活躍。1927年東京美術学校卒業。1930年より3年間渡仏しアカデミー・ジュリアンに学び、サロン・ドートンヌに出品。自由学園や東京藝術大学で指導しました。

加山は太い縁取りを用いた静物画や、水性インクを用いた魚の絵をよく描きました。本作は晩年に手がけた造船のシリーズに類する作品です。左手・前景には漁師と思われる男性とともに様々な形態の魚が暗い色調で、また右手・後景の近代的な船は太陽の光を受けたように明るい色彩であらわされています。港にまつわるモチーフを明解に描きながら、対照的な色彩や男性の目鼻が描かれないところに、どこか不安も滲ませる作品です。