ニューアート展NEXT 2011 Sparkling Days
概要 |
横浜市民ギャラリーではこれまで「今日の作家展」(1964-2005)、「ニューアート展」(2006-2010)を通して、新しい美術との出会いを楽しんでいただくため、現代の作家による様々な表現をご紹介してきました。この2つの展覧会を継承し2011年より開催する「ニューアート展NEXT」の新たなコンセプトは、創造都市横浜からの発信です。
本展では、日常生活の中にある大小さまざまな出来事に繊細なまなざしを向け、自身の五感を頼りに独自のかたちへと結晶させる気鋭の若手作家-曽谷朝絵、荒神明香、ミヤケマイをご紹介します。3名の作家による美しい色彩や瑞々しさ溢れる平面、新作インスタレーションおよそ100点を通して、日常が「新陳代謝」するかのような新鮮な感覚が呼び覚まされることでしょう。
展覧会名 ニューアート展NEXT 2011 Sparkling Days
会期 2011年9月30日(金) – 10月19日(水) 休館日なし
□□ 10:00 – 18:00 (ご入場は17:45まで)
会場 横浜市民ギャラリー 3階展示室
入場無料
主催 横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
後援 横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、
横浜市ケーブルテレビ協議会
助成 野村財団
協賛 株式会社資生堂、アイ・ビー株式会社、エイブリィ・デニソン・ジャパン株式会社、
株式会社岩城、株式会社カネカ、
情景モデルパーツ/手作り樹木 プラモデルメーカー 株式会社河合商会、
株式会社SHINDO、株式会社中川ケミカル、有限会社セリアート、
リキテックス バニーコルアート株式会社、アサヒビール株式会社、
アサヒ飲料株式会社、株式会社NTTドコモ、画廊楽、ニューオータニイン横浜
協力 横浜美術館、おぶせミュージアム・中島千波館、株式会社バリューコネクト、
斉藤カアトリエ、らいおん建築事務所、MINERVA、MDG・Modern Design Group、
田口 寛、萩原 克奈恵
チラシファイル こちらより(A4版 PDF形式)
出品作家 |
曽谷朝絵
身体的感覚と光への関心から、バスタブや水滴などを大型キャンバスに描いたシリーズや空間全体に色彩がリズミカルに増殖するようなインスタレーションに取り組んでいます。
神奈川県横浜市生まれ。2006年東京藝術大学大学院油画専攻にて美術博士号取得。2002年「公開制作11」府中市美術館(東京)、2007年「Prism」西村画廊(東京)、2011年「Swim」おぶせミュージアム(長野)ほか個展多数。2003年「こもれび展」水戸芸術館(茨城)、2005年「ART TODAY 2005」セゾン現代美術館(長野)、2007年「放飛新世界 日本当代絵画」PYO Gallery(北京)、2011年「カフェ・イン・水戸」水戸芸術館などでグループ展。2001年「第6回昭和シェル石油現代美術賞展」グランプリ、2002年「VOCA展」VOCA賞など受賞。
曽谷朝絵
左側から
Circles|2010年 油彩、パステルに綿布 180×180cm
Slider 5|2011年 油彩、パステルに綿布 80×220cm
荒神明香
何気ない事象や記憶の一端から着想し、優れた空間構成によって見る者の脳裏に忘れられないイメージを残す、今後国内外での活躍が期待されている新進気鋭の作家です。
荒神明香
広島県生まれ。2007年東京藝術大学先端芸術表現科修士課程修了。2007年「Space for your future」東京都現代美術館、2008年「眼差しと好奇心」soka art center(台北)、「ライフがフォームになるとき-未来への対話/ブラジル、日本」サンパウロ近代美術館(ブラジル)、「HIROSHIMA ART PROJECT](広島)、2009年「透明なかたち」(建築家・妹島和世との協動)オカムラデザインスペース(東京)、2010年「知覚の扉Ⅱ」豊田市美術館(愛知)、「陸離として」sedona(東京)、2011年「Bye Bye Kitty!!!」ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)などでグループ展。2007年「art award tokyo marunouchi」グランプリ。
左側から
R.G.B.D|2010年 インスタレーション 撮影:新津保建秀
reflectwo|2006年 東京都現代美術館「MOTコレクション-サヴァイヴァル・アクション」展2008年展示風景
撮影:木奥恵三
ミヤケマイ
日本のDNAに立脚しながら、随所にちりばめられた繊細なディテール、大胆な着想と構成により従来の枠にとどまらない、粋で洒落の効いた世界を構築しています。
神奈川県横浜市生まれ。2001年より作家活動を開始。2008-9年奨学金を得てパリ国立美術大学大学院に留学。2004年「お茶の時間」Bunkamuraギャラリー(東京)、「ミヤケマイルーム」ラフォーレラプネット(東京)、2005年「ななよりだんご」村越画廊・版画廊(東京)、「クリテリオム65」水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城)、2006年「在る晴れた日」Bunkamuraギャラリー、2010年「紙さま」松坂屋名古屋店第一画廊(愛知)、2008年「ココでないドコか」髙島屋美術画廊(新宿、日本橋、京都、横浜)、2011年「八百萬」壷中居(東京)ほか個展多数。2010年「ドゥラメール・フィメール・アーティストアワード」受賞。
ミヤケマイ
山水空図|2010年 ミクストメディア・立体額、三幅対
(左から) 75×31×5cm、75×63×8cm、75×31×5cm
関連イベント |
関連イベント┃ 参加無料|会場はいずれも3階展示室内(予定)|①②要事前申込
①スペシャルトーク
10月1日(土)14:30-16:00 <要予約・先着50名程>
村田 真(美術ジャーナリスト、横浜BankARTスクール校長)
②クロストーク
10月14日(金)16:00-18:00 <要予約・先着50名程>
逢坂 恵理子(横浜美術館館長、ヨコハマトリエンナーレ2011総合ディレクター)×出品作家3名
③アーティストトーク(出品作家によるギャラリートーク)
曽谷朝絵 ◇ 10月15日(土)14:00-14:30
荒神明香 ◇ 10月15日(土)14:30-15:00
ミヤケマイ ◇ 10月15日(土)15:00-15:30
④担当学芸員によるギャラリートーク
10月8日(土)14:30-15:00
会場風景 |
会場の風景を写真でご紹介いたします。
図録 |
【展覧会】
2011年9月30日~10月19日
主催 横浜市民ギャラリー
【目次】
謝辞
ごあいさつ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
図版
曽谷 朝絵 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
荒神 朝香 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
ミヤケマイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
「Sparkling Days-それぞれが受け止めたもの-」
佐藤直子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
「Sparkling Daysについて」齋藤里紗
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
作家略歴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
出品リスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
【図録データ】
W182mm×H256mm、105g、32p、カラー
発行日 20011年10月13日
発行・編集 横浜市民ギャラリー
アートディレクション 岡野めぐみ(celldivision)
写真 上杉明(新作展示風景)
翻訳 山川純子
印刷・製本 きかんし印刷
動画 |
横浜市民ギャラリー企画展「ニューアート展NEXT2011 Sparkling Days」(2011年9月30日から10月19日まで開催)の記録動画。出品作家は曽谷朝絵、ミヤケマイ、荒神明香。作家ごとの展示風景と単独インタビューを収録。
曽谷朝江・作品紹介
身体感覚と光への関心からバスタブや水滴を描いた油彩画と空間全体を使って光を捉えたインスタレーション。
曽谷朝絵・インタビュー
インスタレーション作品「鳴る光」を配した空間で、本展の作品や創作活動について語ります。
荒神明香・作品紹介
パスタという日常的な食材を巧みに使って制作した作品を空間に浮遊させ、どこにもない街を作りました。
荒神明香・インタビュー
インスタレーション作品「pasta strata」を前に、作品の着想や次なる目標について語ります。
ミヤケマイ・作品紹介
エスプリに富んだ着想が巧みな手業による作品となり、独特な演出でドラマチックに展開します。
ミヤケマイ・インタビュー
文学部出身という異色の作家の意外な一面を紹介します。(ご注意:作家名は「ミヤケマイ」です。「ミヤマケイ」ではありません。)