横浜市民ギャラリーコレクション展2017 季節をめぐる

コレクション展2017では、季節をテーマに各季節を描いた/感じさせる作品に加え、二つの特集展示「馬場檮男の横浜百景」「戦後のひと・まち−常盤とよ子・奥村泰宏」をおこない、95点の作品を展覧しました。また、会場内では横浜の美術史上貴重な証言となる二人の収蔵作家・浅見信夫氏、常盤とよ子氏のインタビューも上映しました。会場では身近な季節をあらわした作品を、思い思いに楽しむ方の姿が見られました。出品作家の園山晴巳氏によるアーティスト・トーク、15名の鑑賞サポーターによる2回のトークも実施され、いずれも盛況のうちに終わりました。

[展覧会データ]
横浜市民ギャラリーコレクション展2017 季節をめぐる
2017年3月3日(金)~19日(日)全17日間 10:00~18:00
横浜市民ギャラリー 展示室1・2
出品点数:95点
展覧会入場者数:5,032名+関連事業参加者99名=合計5,131名


横浜市民ギャラリーコレクション展2017 季節をめぐる

櫻庭彦治《風景(札幌秋色)》1975年 油彩、キャンバス 45.5×47.0cm

横浜市民ギャラリーコレクション展2017
季節をめぐる

Yokohama Civic Art Gallery Collection Exhibition 2017
Season in the Works

横浜市民ギャラリー 展示室 1・2
2017年3月3日[金]―19日[日]
10:00~18:00(入場は17:30まで) 入場無料・会期中無休

横浜市民ギャラリーには、1964年の開館以来、企画展や海外交流展、横浜ゆかり作家の個展等を機に収集してきた作品がおよそ1,300点収蔵されています。横浜市民ギャラリーコレクション展は、毎年テーマを設けて収蔵作品を選りすぐり、その魅力を広く知っていただくために開催しています。
今回は、収蔵作品の中から春夏秋冬の四季に描かれた/制作されたもの、また各季節を感じさせる作品を展覧します。四季が明確な日本では、古くから季節に応じ移り変わる自然が描かれ、人々の目を楽しませてきました。当館の収蔵作品は戦後美術が中心です。油彩、日本画、版画、写真、素描、漫画等約90点を通じ、作家や技法ごとの表現の多様性や、各季節の表情をお楽しみください。
会場内では2つの小特集展示をおこないます。「馬場檮男の横浜百景」では、版画家・馬場檮男(1927‐1994)がライフワークとして取り組んだ四季折々の横浜の風景を描いた版画作品≪横浜百景≫を、「戦後のひと・まち―常盤とよ子・奥村泰宏」では写真家の常盤とよ子(1930年生まれ)・奥村泰宏(1914-1995)の夫婦がそれぞれ撮影した、戦後の横浜とそこに暮らした人々の姿をご紹介します。

関連イベント ※いずれも参加無料、申込不要

アーティスト・トーク
「リトグラフと私と馬場檮男」

3月4日[土]14:00~15:30
会場:横浜市民ギャラリー 4階アトリエ
出演:園山晴巳(出品作家)

版画家・園山晴巳氏が、自身や師・馬場檮男について、版や道具などを用いながらリトグラフを軸に語ります。

学芸員によるギャラリー・トーク

3月11日[土]14:00~14:30
会場:横浜市民ギャラリー 展示室1

担当学芸員が展覧会の見どころや作品についてご紹介します。

鑑賞サポーターによるトーク

3月12日[日]、18日[土]14:00~
会場:横浜市民ギャラリー 展示室1

ボランティア・メンバーが出品作品の魅力についてお話します。

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季節をめぐる
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主催:横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)
後援:横浜市文化観光局

馬場檮男《冬の開港記念館》1979年
リトグラフ 41.0×30.1cm

北久美子《1988年 夏》1988年
油彩、キャンバス 91.0×116.8cm

益井三重子《風薫る》1988年
紙本着彩 128.1×72.2cm

園山晴巳《HIKAWA MARU YOKOHAMA》1988年
リトグラフ 82.0×57.6cm

常盤とよ子《赤線の女―横浜》1955年
ゼラチン・シルバー・プリント 25.4×39.2cm