YCAG ARTIST INCUBATION PROGRAM 2018 薄膜と空白 Veil and Void

概要

眼前に立ち現れる光景を“触れられなかったイメージ”と捉え、それらのイメージへの触れ方、距離の測り方を写真を用いて展開する藤本と、自ら撮影した写真を消す(削る、燃やすなど)という行為を通し、都市や群衆の集合的無意識や個の意識変容をイメージとして湧出させる多和田。“表皮のある構造体”として写真を捉え、ユニークな手法でこの世に存在しない景色を作り上げてきた、2作家による新作展示。

[出品作家]
藤本涼、多和田有希

(画像左上)多和田有希《Untitled(GhostChild3)》(部分)2018年 写真にスクラッチ
(画像右上)藤本涼《landscape(stroked)》2018年 OHPシート、ライトボックス

藤本涼《untouched flower #04》2014年 インクジェットプリント

多和田有希《Untitled (Akasaka)》2017年 インクジェットプリントにスクラッチ 100×150cm

藤本涼《live on air(airplane)》2010年 ダイレクトプリント

多和田有希《Birth-Day》2012年 燃やされたインクジェットプリント、アクリル 100.5×126.0×7.0 cm

藤本涼《plateau #1》2015年 インクジェットプリント

多和田有希《I am in You 01》2015年 燃やされたインクジェットプリント

日程

開場時間

(最終日は〜16:00)

休館日
なし
入場料
入場無料
会場

横浜市民ギャラリー 展示室B1

〒220-0031 横浜市西区宮崎町26番地1

主催
藤本涼、多和田有希
共催
横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)
その他
フォト・ヨコハマ2018パートナーイベント

関連イベント

「薄膜と空白」関連イベント・ワークショップ

出版社RONDADE佐久間磨さんをゲスト講師に迎え、参加者が藤本、多和田の写真を利用して写真集を作り、持ち帰ることのできるワークショップを開きます。

 

開催日時:2018年2月11日(日)14:00~16:00

会場:横浜市民ギャラリー B1展示室

講師: 藤本涼、多和田有希

ゲスト講師:出版社RONDADE 佐久間磨

募集人数:10名

参加費:500円(材料費)

申込方法:下記メールアドレスにお名前、ご連絡先、人数をご記入のうえ、お申し込みください。
info@ryofujimoto.net

申込締切日:2月10日(土)

 ※参加人数上限に達し次第、締め切らせていただきます。

作家プロフィール

藤本涼 FUJIMOTO Ryo
美術家/写真家。1984年東京生まれ。2010年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。眼前に立ち現れる光景を“触れられなかったイメージ”と捉え、それらのイメージへの触れ方、距離の測り方を写真を用いて展開する。主な展示に「第5回シセイドウアートエッグ 藤本涼展 かすみをたべて、幻視する。」(資生堂ギャラリー 2011年)、「hyper-materiality on photo」(Somerset House 2015年 ※Photo London内)など。
(2021年4月1日 更新)
多和田有希 TAWADA Yuki
美術博士(東京藝術大学)、農学学士(東北大学)。近年の展覧会に「あざみ野フォト・アニュアル 写真の境界」(2014年・横浜市民ギャラリーあざみ野)、「5×3」(2015年・Kunstraum Dusseldorf、デュッセルドルフ)、「雷とアート 光/電気/神さま」(2017年・群馬県立館林美術館)など。2017年滝沢広との共著で写真集「Dual/ I am in You」を刊行。
(2021年4月1日 更新)

関連資料