横浜市民ギャラリーコレクション作品展

概要

今では少し懐かしい雰囲気も漂う横浜・関内。小さな路地にも開港の歴史を感じ、戦渦まもなく街の復興をとげた「ハマっ子」のたくましさが今も感じられるエリアです。横浜市民ギャラリーは、1974年に桜木町の旧市庁舎から移転して横浜市教育文化センターの1階から3階に入り、横浜在住の美術家のグループ展や市民サークル、学生の発表などに常時利用されてきました。また、その傍ら、横浜ゆかりの美術家を顕彰し、横浜の美術文化の歴史を振り返る企画展や、未来のアート界を担う期待の若手作家を招いて新作を発表してもらう現代美術展などを行い、関連の作品を収蔵してきました。この展覧会では、公開する機会の少ないこれらの収蔵作品の中から、絵画や版画作品を選び、小解説パネルなどで作品をより身近に感じていただけるよう工夫しました。
また、1979年に開港120周年を記念して市内の画家たちによって制作された素描「横浜百景」シリーズの中から、中区周辺が描かれた作品を選んで展示します。見慣れた風景、あるいは今はすっかり相貌を変えてしまった懐かしい景色が、素描という簡素な手法によって画家たちにどのように捉えられているでしょうか。早春の一日、本展をご覧になった後は、描かれたスポットを探しに、街の散策はいかがでしょうか。

[出品作家]
青木一美、秋岡美帆、天笠義一、安保健二、市川勉、今関一馬、入江正巳、江見絹子、鎌田方晴、北岡数彦、木下孝則、國領經郎、斎藤義重、櫻庭彦治、高梨潔、高松次郎、中谷龍一、長谷川潔、兵藤和男、林敬二、深沢幸雄、福島瑞穂、星野鐵之、緑川廣太郎、宮本昌雄、山口啓介、横山清治、吉仲太造、四谷十三雄
日程

開場時間

入場料
入場無料
会場

横浜市民ギャラリー (1974年7月~2013年3月) 1、2階展示室

横浜市中区万代町1-1 教育文化センター内

主催
横浜市民ギャラリー

開催レポート

出品点数:55点