開館記念展 横浜市民ギャラリークロニクル1964-2014 Opening Special Exhibition: Chronicle History of Yokohama Civic Art Gallery

概要

1964年の開設以来、市民をはじめ多くの人たちに広く親しまれてきた横浜市民ギャラリーは、新しい施設に移転する2014年に50周年を迎えました。
市民ギャラリーでは、これまで多岐にわたる展覧会をおこない、美術を多面的に探る試みを展開してきました。開設時から40年にわたって開催した現代美術展「今日の作家展」(1964~2006年)をはじめ、横浜にゆかりのある作家の個展や、上海・オデッサ(ウクライナ)・コンスタンツァ(ルーマニア)といった海外の姉妹友好都市との交流展などの展覧会を通じて収蔵してきた作品は、1,300点におよびます。
本展では、絵画・写真・漫画などの所蔵作品およそ150点と、これまで開催してきた事業の記録や関連資料を展示し、市民ギャラリーの50年の軌跡を紹介します。
本展を通して、1960年代以降の日本の現代美術を取り巻く環境や表現の変容、戦後から現在にいたる横浜の移り変わりをたどりながら、時代を超えた作品の魅力や作家の活動、市民と共にある創造都市横浜のいまに迫ります。

〈横浜市民ギャラリーと美術〉
日本の現代美術を多様な視点からとらえた年次展覧会「今日の作家展」に出品した作家の作品を紹介します。また、横浜にゆかりのある作家の個展や企画展、海外の姉妹友好都市との交流展を通じて収蔵したなかから、横浜を写し描いた作品を展示し、横浜の移り変わりをたどります。

〈横浜市民ギャラリーの歩み〉
横浜市民ギャラリーは1964年4月から1974年4月までは桜木町駅前に、1974年7月から2013年3月までは関内駅前の横浜市教育文化センターにありました。
市民をはじめ様々な人たちによって築かれた50年の歴史を、「横浜市こどもの美術展」(1965年から継続開催)や「今日の作家展」、「ニューアート展」(2006~2010年)、「ニューアート展NEXT」(2011、2012年)といった事業の関連資料(広報物、記録写真・映像)からたどります。また、市民ギャラリーの活動に関わってきた方たちにおこなったインタビューの記録映像を公開します。

[出品作家]
靉嘔、赤塚不二夫、天笠義一、五十嵐英壽、市川勉、市川保道、一原有徳、出光永、今関一馬、入江正巳、岩田栄之助、イワタタケオ、岩本久則、牛田雞村、海老原暎、江見絹子、遠藤典太、大坂三千司、岡本太郎、小川哲男、奥村泰宏、小野木学、加藤清美、加納光於、川村信雄、木下孝則、草間彌生、清塚紀子、國領經郎、小島功、小島昇、小林治雄、斎藤義重、桜井勇、櫻庭彦治、柴田善登、志村計介、菅木志雄、杉浦幸雄、すずき大和、鈴木義司、塩田英二郎、添田定夫、高間惣七、高松次郎、竹中恵美子、田澤茂、田代利夫、多田ヒロシ、田辺謙輔、ちばてつや、常盤とよ子、栃木順子、富永一朗、永井保、中島弘二、中谷龍一、長宗希佳、中村好宏、西村宗、馬場彬、浜口タカシ、浜田貫太郎、林敬二、茨田茂平、ヒサクニヒコ、兵藤和男、前川かずお、牧野圭一、松島一郎、水野良太郎、三橋兄弟治、御法川富夫、緑川廣太郎、宮本昌雄、村上善男、森兵五、森田拳次、矢尾板賢吉、八島一夫、柳原良平、やなせたかし、矢野徳、山崎秀夫、山下紀一郎、吉田克朗、吉仲太造、若江漢字

岩田栄之助《終戦後の横浜港》1947年 油彩、キャンバス 64×79cm

五十嵐英壽《氷川丸再就航》1953年 ゼラチンシルバープリント 31.8×47.7cm

柳原良平《開港記念会館》1978年 ポスターカラー、紙 102.5×72.4cm

岡本太郎《まひる》1963年 油彩、キャンバス 91×73cm

菅木志雄《Spreading Wood ’86》1986年 木、自然石 440×240×42.5cm

桜木町駅前の横浜市民ギャラリー 1966年

横浜市教育文化センター外観 1998年 撮影:宮﨑純安

日程

開場時間

(入場は17:30まで ※初日は11:00~)

休館日
会期中無休
入場料
入場無料
会場

横浜市民ギャラリー

〒220-0031 横浜市西区宮崎町26番地1

主催
横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協賛
公益財団法人はまぎん産業文化振興財団ニューオータニイン横浜株式会社ありあけ
助成
芸術文化振興基金公益財団法人花王芸術・科学財団
後援
横浜市文化観光局神奈川新聞社tvkRFラジオ日本FMヨコハマ横浜市ケーブルテレビ協議会
協力
東天紅横浜店NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター株式会社エムジィーアーツ
その他
ヨコハマトリエンナーレ2014応援プログラム東アジア文化都市2014横浜パートナー事業

関連イベント

1.トークイベント アーティストトーク

日時:2014年10月12日(日)14:00~15:30
出演:菅木志雄(現代造形作家)
聞き手:柏木智雄(横浜美術館主席学芸員)
会場:横浜市民ギャラリー4階アトリエ

※入場無料、事前申込不要

2.トークイベント 「今日の作家展」をめぐって

日時:2014年10月18日(土)13:30~15:00
出演:逢坂恵理子(横浜美術館 館長)
会場:横浜市民ギャラリー4階アトリエ

※入場無料、事前申込不要

3.漫画家親子対談 ヒサクニヒコ×久正人

日時:2014年10月19日(日)14:00~15:30
出演:ヒサクニヒコ(漫画家・イラストレーター)、久正人(漫画家)
聞き手:山内康裕(マンガナイト代表)
会場:横浜市民ギャラリー4階アトリエ

※入場無料、事前申込不要

4.トークイベント 横浜市民ギャラリーと美術 ―東アジアのアートシーン

日時:2014年10月26日(日)14:00~15:30
出演:小倉正史(美術評論家)
会場:横浜市民ギャラリー4階アトリエ

※入場無料、事前申込不要

5.学芸員によるギャラリートーク

横浜市民ギャラリーの50年の歩みを、会場を巡りながら紹介します。

日時:2014年10月13日(月・祝)、25日(土)14:00~14:40
会場:横浜市民ギャラリー展示室

※入場無料、事前申込不要

6.親子向けワークショップ アート・ハット

子どもから大人まで自由に参加できるアートな帽子づくりのワークショップ

日時:2014年10月11日(土)、13日(月・祝)、17日(金)、24日(金)、25日(土)13:30~16:30
会場:横浜市民ギャラリー4階アトリエ

※参加無料、事前申込不要。

関連展示「ワタシノヨコハマ」

市民ギャラリー開設当時から現在までに撮影された横浜のスナップ写真を募集し、開館記念展にあわせて展示します。さまざまな人たちの思い出の写真を通して、横浜の半世紀を振り返ります。

開催レポート

西区宮崎町への移転・開館を記念した本展では、当館所蔵作品から選りすぐった138点を一堂に展示しました。横浜の美術界を牽引してきた作家たちが横浜を描き、写した作品や、日本の現代美術を代表する作家らの作品が並び、大変好評を博しました。1964年の開館当初から現在までの貴重な資料の展示や、収蔵作家や関係者を招いての関連イベントも行い、当館の半世紀の歩みを振り返る機会となりました。
関連展示「ワタシノヨコハマ」では、市民のみなさんからご応募いただいた横浜のスナップ写真を展示。親子対象ワークショップ「アート・ハット」の運営では、ボランティアのみなさんが活躍しました。

入場者数:4,004名
ボランティア参加者数:16名
関連事業参加者数:192名
バックヤードツアー参加者数:368名
合計:4,580名
出品点数:138点

関連展示「ワタシノヨコハマ」応募
参加者数:69名
出品点数:178点

関連資料