桑田歩 (KUWATA Ayumu)
2021年4月1日 更新
土浦市に生まれる。3歳よりヴァイオリンを、8歳よりチェロを父、桑田 晶に手ほどきを受ける。東京音楽大学付属高校を卒業後、同大学専修科コースを経て1987年にウィーン市立音楽院に留学。同地にてリサイタルを開催する他、オランダ放送TVに出演。第10回霧島国際音楽祭にて特別賞を、イタリアのキジアーナ音楽院にて特別名誉賞を受賞。1991年に帰国。群馬交響楽団及び新星日本交響楽団(現東京フィル)の首席奏者を歴任し、定期演奏会等にてソリストとしても度々出演する。第68回日本音楽コンクール作曲部門の作品演奏に対して委員会特別賞を受賞。読売日響、東京都響、新日本フィル、大阪フィルなどの客演首席奏者を度々務める。1999年よりNHK交響楽団のチェロ奏者に就任し、現在は次席奏者を務めている。室内楽奏者として、またN響のチェリスト4人で結成された[ラ.クァルティーナ]のメンバーとして10数枚のCDをリリースしている他、ソロ小品集《ヴォカリーズ》《メロディー》の2枚をリリースし、いずれも高い評価を得ている。ペーター シュミードル、ヴォルフラム クリスト、アリス 沙良 オット、チョー リャン リン、ジェイムズ エーネス、中村紘子、清水和音、などの国内外の著名な演奏家と数多く共演する他、フィリップ グラスのチェロ協奏曲を日本初演するなど、ソリストとしても活躍している。また指揮者としての活動も多く、近年では東京ジュニアオーケストラ ソサエティー、ブルーメン フィル、浦安シティ オーケストラなどの指揮を務め、2014年に行われたブロカート フィルの公演ではアッペルモント作『カラーズ』(オーケストラ版)の世界初演の指揮をしている。これまでにチェロを堀 了介、J.バイロフ、D.シャフランの各氏に、室内楽をR.ブレンゴラ氏に師事