石田泰尚 (ISHIDA Yasunao)
2021年4月1日 更新
神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団を経て、2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”として現在までその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞した。幅広いレパートリーを誇り神奈川フィルや各地のオーケストラと協奏曲の演奏やリサイタルを行いソリストとしての顔も持つ。自身がプロデュースした男性奏者のみの弦楽アンサンブル“石田組”、新しいスタイルのピアソラを追及した“トリオ・リベルタ”、ピアニスト及川浩治の呼びかけで結成されたピアノトリオ“Bee”、CoolなメンバーによるHotなステージの“Super Trio 3℃”など、様々なユニットでも独特の輝きを見せる。結成から20年を越えたYAMATO弦楽四重奏団では唯一無二のヴァイオリニストとしてグループの方向性を決定づけてきた。 これまでに5枚のソロアルバム、チェリスト山本裕康氏とのDVD『DUO』など録音も多い。その豊かな音楽性は「繊細で優美な音楽をさらにきめ細やかに表して、浄化された深い詩情が香り立つ魅惑的な演奏」(音楽の友)など各方面から高く評価されている。使用楽器は1690年製G.Tononi、1726年製M.Goffriller。最新アルバムは2016年に6月に発売された“石田泰尚/LIVE”。