収蔵作品 今月の1点
もう一つの風景-B 栃木 順子 とちぎ じゅんこ
■ 制作年:1985年
■ 技法・材料:シルクスクリーン
■ サイズ [縦×横×奥行]:74.3 × 56.0cm
■ 作品番号:PR-182
■ 分野:版画
■ 技法・材料:シルクスクリーン
■ サイズ [縦×横×奥行]:74.3 × 56.0cm
■ 作品番号:PR-182
■ 分野:版画
※「横浜画廊散歩」2021年7月号に掲載
栃木は1932年、神奈川県生まれ。1956年文化学院美術科を卒業。1963年モダンアート協会展奨励賞、日本版画協会展奨励賞を受賞。1967年日本版画協会会員。国内外で個展、グループ展多数。油彩や木版画を経てシルクスクリーンを主に制作するようになり、抽象性を追い求めた時代から、次第に明快な色彩と抽象性と具象的モチーフが入り混じった作風へと変遷しました。
本作は一見、海辺に背の高いヤシの木が3本そびえる風景ですが、葉の部分はよく見ると鳥になっており、この形態は雲の上や画面右下にも繰り返し用いられています。南国を思わせる色彩や鳥のイメージと、黒々とした岩のような色面が好対照をなしています。
- 横浜市民ギャラリーでの展覧会:
- 1965年「今日の作家65年展」
- 1988年「横浜上海美術交流展」
- 1992年「横浜コンスタンツァ美術交流展」
- 1993年「横浜サンディエゴ美術交流展」