収蔵作品 今月の1点

キリンといっしょ ©Yokohama Civic Art Gallery

キリンといっしょ 西村 建子 にしむら たつこ

■ 制作年:1988年
■ 技法・材料:カラー・プリント
■ サイズ [縦×横×奥行]:36.6 × 54.4cm
■ 作品番号:PH-233
■ 分野:写真

※「横浜画廊散歩」2019年11月号に掲載

西村は1940年栃木県生まれ。1978年日本写真映像学院卒業後は会社員を辞め、同校で師事した写真家・浜口タカシ氏(1931-2018)の事務所の一員として働く傍ら自身の制作をおこない、二科会や日本写真協会で発表しています。1983年より3年間、中国の黒竜江省で中国残留孤児を撮影、この時の写真は写真集『哀愁の大地―旧満州』(ShaShaSha、2015年)としてまとめられています。そのほか自身も住まう横浜の名所をとらえた写真集を発行、写真教室の講師もつとめています。

本作は1988年の「横浜・上海友好都市提携15周年記念 横浜美術展・横浜百景展」の出品作です。野毛山動物園で撮影されたもので、肩車の親子をはじめ、人々がキリンを間近に眺める微笑ましい光景です。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1988年 「横浜上海美術交流展」
1990年 「横浜オデッサ美術交流展」
1992年 「よこはまの作家たち ’92」
1992年 「横浜コンスタンツァ美術交流展」
1993年 「横浜サンディエゴ美術交流展」

 

西村建子インタビュー映像(2019年)