ヘボン博士 ©Yokohama Civic Art Gallery

塩田 英二郎 しおた えいじろう
《ヘボン博士》

制作年:1978年
技法・材料:パステル、マジック、水彩、鉛筆、紙
作品番号:CA-017

※「横浜画廊散歩」2019年5月号に掲載

塩田英二郎は1921年、東京都生まれ。漫画家の近藤日出造(1908-1979)の指導を受け、雑誌『漫画』に風刺画を描き始めました。1952年読売新聞の連載漫画「ミーコちゃん」で人気を博し、以降家庭漫画を多く手がけ、1991年に亡くなりました。本作品は1978年に横浜市民ギャラリーで開催された「ヨコハマ漫画フェスティバル」のために描かれ出品された作品です。同展は大通り公園完成記念として柳原良平、ヒサクニヒコが中心となり漫画集団を中心とし32名の漫画家やイラストレーターが参加しました。作家らは展覧会前に市民ギャラリー展示室で一斉に作品を描くこととなり、テーマには横浜の名所や歴史、歌、事始めなどが当てられました。

塩田が選んだのは幕末に宣教医として来日し、横浜で医療活動をおこなったジェームス・カーティス・ヘボン博士(1815‐1911)です。ヘボン博士はヘボン式ローマ字を考案し、また明治学院の創設者としても知られています。塩田はヘボン博士の肖像を短時間ながら克明に写しとり、ユーモア溢れるセリフを付け加えて作品を完成させています。

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