ヨコハマトリエンナーレ2017応援プログラム B1コンサート MONO –桑田 歩–
- J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
- J.S.Bach/Cello Suite No.1 G Major, BWV1007
- J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009
- J.S.Bach/Cello Suite No.3 C Major, BWV1009
- J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
- J.S.Bach/Cello Suite No.5 C Minor, BWV1011
- ※やむを得ず曲目が変更になる場合があります。
チケットは完売しました。当日券の販売もございません。
通話料無料・オペレーター対応(受付時間 平日10:00~18:00)
※夜間の駐車場の営業はございません。ご来場の際は公共機関をご利用下さいますよう、お願いいたします。
ごあいさつ
山の上にあるギャラリーの地下1階展示室、そんな音楽界から「孤立」した空間を会場にコンサートを開く。120席にも満たないスペースから、インターネットを介した中継配信で、外界との「接続」を図る。今年のヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」のテーマは「接続」と「孤立」。この横浜を代表するアートフェスティバル期間中に、B1コンサートを開催できることは何にも代えがたい喜びです。そして、この日演奏されるバッハの「無伴奏チェロ組曲」は、聴く者を無限に広がる「宇宙」へと導く神秘的な曲。かつて世の人々から長い間忘れられていたこの作品は、パブロ・カザルス(1876-1973)に出会うことで全世界に広まり、今ではクラシック音楽の傑作として人々に認知される。ここにもまた「孤立」と「接続」が感じられる。 今回「宇宙」との交信を試みるのは、NHK交響楽団チェロ奏者の桑田歩。寡黙ではあるが孤高を恐れないその演奏は、きっと多くのファンを魅了するでしょう。静かなる男の熱きバッハを、どうぞご堪能下さい。
横浜市民ギャラリー館長 佐々木真二
座席表
ライブ配信
当日のライブ配信は、こちらから>>>視聴可能です。
8月11日[金・祝] 18:00~
スタッフ
舞台装置:三ツ山一志(横浜市民ギャラリー 主席エデュケーター)
プロデューサー:佐々木真二
映像ディレクター:安宅晋一
写真:米谷享
デザイン:北川正(北川デザインオフィス)
横浜トリエンナーレ
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」
2017年8月4日[金]~11月5日[日]
10:00~18:00 休場日:第2・4木曜日
横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下ほか
一般1,500円(1,800円)、大学・専門学校生900円(1,200円)、高校生500円(800円)、中学生以下無料 ※カッコ内は当日券料金
今回のタイトルである[島][星座][ガラパゴス]は、接続や孤立、想像力や創造力、独自性や多様性などを表すキーワードです。このタイトルを手掛かりに、紛争や難民・移民の問題、英国のEU 離脱、ポピュリズムの台頭など大きく揺れている世界のいまを考える展覧会です。
問い合わせ先:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00)
2 : クリスチャン・ヤンコフスキー ≪重量級の歴史≫ 2013 Photographer: Szymon Rogynski Courtesy: the artist, Lisson Gallery
3 : マウリツィオ・カテラン ≪スペルミニ≫ 1997 Photo:Attilio Maranzano Courtesy: Maurizio Cattelan’s Archive and Perrotin gallery
出演者プロフィール
桑田歩 Ayumu Kuwata
土浦市に生まれる。3歳よりヴァイオリンを、8歳よりチェロを父、桑田 晶に手ほどきを受ける。東京音楽大学付属高校を卒業後、同大学専修科コースを経て1987年にウィーン市立音楽院に留学。同地にてリサイタルを開催する他、オランダ放送TVに出演。第10回霧島国際音楽祭にて特別賞を、イタリアのキジアーナ音楽院にて特別名誉賞を受賞。1991年に帰国。群馬交響楽団及び新星日本交響楽団(現東京フィル)の首席奏者を歴任し、定期演奏会等にてソリストとしても度々出演する。第68回日本音楽コンクール作曲部門の作品演奏に対して委員会特別賞を受賞。読売日響、東京都響、新日本フィル、大阪フィルなどの客演首席奏者を度々務める。1999年よりNHK交響楽団のチェロ奏者に就任し、現在は次席奏者を務めている。室内楽奏者として、またN響のチェリスト4人で結成された[ラ.クァルティーナ]のメンバーとして10数枚のCDをリリースしている他、ソロ小品集《ヴォカリーズ》《メロディー》の2枚をリリースし、いずれも高い評価を得ている。ペーター シュミードル、ヴォルフラム クリスト、アリス 沙良 オット、チョー リャン リン、ジェイムズ エーネス、中村紘子、清水和音、などの国内外の著名な演奏家と数多く共演する他、フィリップ グラスのチェロ協奏曲を日本初演するなど、ソリストとしても活躍している。また指揮者としての活動も多く、近年では東京ジュニアオーケストラ ソサエティー、ブルーメン フィル、浦安シティ オーケストラなどの指揮を務め、2014年に行われたブロカート フィルの公演ではアッペルモント作『カラーズ』(オーケストラ版)の世界初演の指揮をしている。これまでにチェロを堀 了介、J.バイロフ、D.シャフランの各氏に、室内楽をR.ブレンゴラ氏に師事