大人のためのアトリエ講座 2019年度後期

概要

大人のためのアトリエ講座は、専門的な創作活動やレクチャーを体験することができるプログラムです。

会場

横浜市民ギャラリー 4階アトリエ

〒220-0031 横浜市西区宮崎町26番地1

主催
横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)

内容

音を奏でる人体を描く-クロッキーとデッサン

楽器を演奏している人体を描く講座です。音を奏でる体のしなやかな動きを、さまざまな角度から見て描写します。全4回にわたり講師が基礎から指導しますので、はじめての方も安心してご参加ください。 ※楽器は、ヴァイオリンです。
開催日時
(木) ・・・・・
楽器を持つ人体をとらえる(クロッキー、ポーズ各種)
(木) ・・・・・
楽器を持つ人体をとらえる(デッサン、固定ポーズ)
(木) ・・・・・
演奏する姿を描く(クロッキー・デッサン、固定ポーズ)
(木) ・・・・・
楽器を持つ人体を描く(デッサン、固定ポーズ)、講評
講師
清野晃代(画家)
定員
20名(応募多数の場合は抽選)
料金
12,000円
持ち物
鉛筆、木炭、コンテ、パステル等のデッサン道具(油絵具以外)、クロッキー帳(F6~木炭紙大サイズ)、固定ポーズデッサン用の紙(木炭紙大画用紙か木炭紙)※カルトン(画板)、イーゼルは無料貸出
受付期間
10/10(木)必着
 

講師参考作品(鉛筆デッサン)

講師参考作品(鉛筆クロッキー)

巨匠の素描に触れて学ぶ

絵の描き方やその道具など多岐にわたる現代ですが、過去の巨匠たちは少ない画材と限られた条件の下、工夫をしながら絵を描きました。そうした巨匠たちが遺した素描を模写することを通して、2次元の中に3次元を表現することについて考えてみませんか。
開催日時
(金) ・・・・・
レクチャー、素描のトレーニング
(金) ・・・・・
実制作(模写、下描き)
(金) ・・・・・
実制作(模写、描き込み)
(金) ・・・・・
実制作(模写、完成)、総評
講師
石田淳一(画家)
定員
20名(応募多数の場合は抽選)
料金
12,000円(材料費込)
受付期間
11/8(金)必着

講師参考模写作品《ジョバンニ・アントニオ・ボルトラッフィオによる素描『肖像における幼児の頭部』より》2019年

はじめての日本画 絹に描く

古くから日本画で使われてきた絹に、墨や岩絵具を使って花を描きます。絹独特の風合いや透ける効果を生かして裏から彩色したり、ぼかしたり、様々な技を試してみましょう。初心者の方でもわかりやすく解説します。日本画の絵具の美しさを引き出す絹絵の魅力を体験できる講座です。
開催日時
(土)
講師
武田裕子(日本画家)
定員
20名(応募多数の場合は抽選)
料金
5,500円(材料費込)
受付期間
11/16(土)必着

講師参考作品《雪中花》2017年、絹に彩色、絹本、金箔、銀箔、岩絵具、墨、膠

親が知っておきたい ~紙あそび・お絵かきあそび~

子どもたちがあそぶ姿から、「できるようになったこと」や「やりたいと思っていること」を一緒に見つけていきましょう。家で遊べる紙あそびや、お絵かきの楽しみ方を取り上げます。お子さんは紙やお絵かきであそびながら、大人の方へお話しをしていきます。休憩をとりながらゆっくり行います。
開催日時
(水)
講師
横田佳子(横浜市民ギャラリー 鑑賞教育エデュケーター)
対象
1歳6ヶ月から3歳以下のお子さんの保護者(大人1名につき該当年齢のお子さん1名参加可)
定員
15組(応募多数の場合は抽選)
料金
2,000円(材料費込)
受付期間
1/15(水)必着

講座活動イメージ

折り紙であそぶ

人体を描く-クロッキーとデッサン

モデル(ヌード)を観察し、クロッキーとデッサンをおこないます。人物は、造形の魅力が無限に詰まった対象です。彫刻家でもある講師が、モデルの観察方法やフォルムの捉え方など、基礎から丁寧に指導します。はじめての方も安心してご参加ください。
※4回のうち、1回は男性モデルです。
開催日時
(木) ・・・・・
クロッキー(女性ヌード、ポーズ各種)
(木) ・・・・・
デッサン(女性ヌード、固定ポーズ)
(木) ・・・・・
デッサン(男性ヌード、固定ポーズ)
(木) ・・・・・
デッサン(女性ヌード、固定ポーズ)、講評
講師
松本隆(彫刻家)
対象
18歳以上
定員
20名(応募多数の場合は抽選)
料金
10,000円
持ち物
鉛筆、コンテ等のデッサン道具(油絵具以外)、クロッキー帳(F6~木炭紙大サイズ)、固定ポーズデッサン用の紙(木炭紙大画用紙か木炭紙)※カルトン(画板)、イーゼルは無料貸出
受付期間
12/20(金)必着

講師参考作品(鉛筆デッサン)

講師参考作品(鉛筆デッサン)

レクチャー 写真家 奥村泰宏・常盤とよ子夫妻が写した戦後の横浜

横浜市民ギャラリーは、1300点におよぶ作品を所蔵しています。所蔵作品のうち、写真家の奥村泰宏(1914-1995)と常盤とよ子(1928年生まれ)の写真は、年に1回開催するコレクション展で折に触れて紹介してきました。
このレクチャーでは、2018年に奥村・常盤夫妻が撮影した写真、ネガ、カメラなどの資料の寄贈を受けた横浜都市発展記念館の調査研究員・西村健氏をお迎えし、両氏が撮影した写真から見る戦後・横浜の歴史についてお話をうかがいます。
開催日時
(火・祝)
講師
西村健(横浜都市発展記念館調査研究員)
定員
50名(応募多数の場合は抽選)
料金
1,000円
受付期間
1/28(火)必着

真金町妓楼の支度 1956(昭和31)年 常盤とよ子氏撮影 提供:横浜都市発展記念館

戦争孤児の保護施設 1950(昭和25)年 奥村泰宏氏撮影 提供:横浜都市発展記念館

申込方法

申込方法
<往復はがき><ホームページの申込フォーム><直接来館>のいずれかでお申込ください。
応募多数の場合は抽選となります。

 

◎往復はがき
「①希望の講座名 ②氏名(ふりがな) ③年齢* ④郵便番号・住所 ⑤電話番号」を明記の上、郵送ください。

*「親が知っておきたい~紙あそび・お絵かきあそび」は、保護者の年齢を記入してください。
※2019年10月1日より郵便料金が変わります。
※消えるボールペンを使用しないでください。

〒220-0031 横浜市西区宮崎町26-1
横浜市民ギャラリー「大人のためのアトリエ講座」係

◎ホームページの申込フォーム
上記「申込み」ボタンよりお申込みください。

◎直接来館
横浜市民ギャラリー4階事務室へお越しください。

申込後の流れ
●抽選結果は申込締切後、全員に「返信はがき」「メール」「FAX」のいずれかでお知らせします。締切日を1週間過ぎても返信がない場合はお問合せください。
●参加費をお振込みいただいた時点で参加が確定します。原則として一旦納入された参加費は返金いたしません。 
※「親が知っておきたい~紙あそび・お絵かきあそび」、「レクチャー奥村泰宏・常盤とよ子夫妻が写した戦後の横浜」は、講座当日アトリエ受付にてお支払ください。
●より多くの方が参加できるように、無断キャンセルはおこなわないでください。

申込共通の注意事項
●お申込みは1人1講座につき1通とします。複数の講座に申込む場合は、別々にお申込みください。
●定員に達していない場合は、講座開催日の前日まで電話での申込みを受付けます(先着順)。
●定員が実施可能な人数に満たない場合は、開講を見合せる場合があります。
●申込みの際に提供された個人情報は、申込みされた事業にのみ利用し、その他の目的で利用することはありません。

大人のためのアトリエ講座2020年度前期は、2020年3月頃にチラシ・当館ホームページでお知らせします。

プロフィール

清野晃代 KIYONO Teruyo 横浜市生まれ。2008年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。修了制作優秀賞受賞。2008-2012年同大学油絵研究室助手。個展・グループ展を中心に発表。毎年、あらかわ画廊にて個展開催。現在、玉川髙島屋S・C総合カルチャーセンター コミュニティクラブたまがわ講師、青葉台カルチャープラザ講師、小金井市絵画サークル栗の実会講師、セブンカルチャークラブ溝の口講師。
(2023年8月13日 更新)
石田淳一 ISHIDA Junichi 1981年埼玉県生まれ。2004年日本大学芸術学部美術学科卒業。卒業制作が学部長賞・生産工学部賞を受賞。2005年白日展新人賞を受賞(2003-2015年同会所属)。個展に2017年「静物画という群像劇」(春風洞画廊/東京)、 2018年「still life」(永善堂画廊/東京)、グループ展に2010・2014年「N+N展」(練馬区立美術館/東京)、2018年「前田寛治大賞展」(日本橋髙島屋/東京、倉吉博物館/鳥取)他多数。「石田淳一絵画教室」を主宰。
(2021年4月1日 更新)
武田裕子 TAKEDA Hiroko 東京都生まれ。2012年東京藝術大学大学院文化財保存学専攻保存修復日本画博士課程修了。学位博士号(文化財)取得。修了制作が野村美術賞受賞。2013年ポーラ美術振興財団在外研修員として中国(杭州)にて研修。国内外で個展、グループ展、アートフェアを中心に発表。現在、東京藝術大学学術インストラクター、武蔵野美術大学非常勤講師。
(2022年2月1日 更新)
松本隆 MATSUMOTO Takashi 1968年東京都生まれ。1992年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。1994-1998年同大学彫刻学科助手。1998-2008年同大学彫刻学科講師。2008-2019年同大学共通彫塑講師。2010-2017年日本大学芸術学部美術学科講師。テラコッタ、陶、ブロンズ彫刻を専門とし個展、グループ展を中心に活動。一方で、古代ギリシアのブロンズ鋳造などの技法研究・論文執筆もおこなっている。
(2021年4月1日 更新)
西村健 NISHIMURA Takeru 1979年東京都生まれ。2004年専修大学大学院文学部歴史学専攻修士課程修了。八潮市立資料館文書保存専門員、墨田区立すみだ郷土文化資料館専門員を経て、2015年度より横浜市ふるさと歴史財団横浜都市発展記念館調査研究員。専門は日本近現代史。近年担当した現職の企画展として「焼け跡に手を差し伸べて-戦後復興と救済の軌跡-」(2016年度)、「奥村泰宏・常盤とよ子写真展 戦後横浜に生きる」(2018年度)がある。
(2021年4月1日 更新)

関連資料