ハマ・キッズ劇場2000「宇宙人ケチチ」

概要

「横浜市こどもの美術展2000」の関連事業として、こどもたちによる「演劇、舞台・衣裳制作、音楽」のワークショップ、および「ハマ・キッズ劇場2000 宇宙人ケチチ」を開催。

会場

横浜市民ギャラリー (1974年7月~2013年3月) 横浜市中区万代町1-1 教育文化センター内、横浜市技能文化センター、横浜市教育文化ホール(横浜市教育文化センター2F)

主催
横浜市民ギャラリー横浜市
協賛
株式会社新藤岡田プラスチックス株式会社トヨックス株式会社カンペハピオ
助成
財団法人地域創造(ジャンボ宝くじ助成事業)
協力
株式会社円企画静岡県土肥町「菜の花舞台実行委員会」
総合演出
青山伊津美(演劇集団円)
企画・制作
有限会社グランアーツ

内容

ワークショップ

[演劇ワークショップ] 身体表現等のエクササイズを行った後、舞台に向けて稽古します。
[舞台・衣装制作ワークショップ] イメージをふくらませて舞台美術や衣裳を作ります。
[音楽ワークショップ] 自分で選んだ楽器を使って音響を担当します。
開催日時
(月) 〜 (金)
(土)
講師
[演劇]青山伊津美(演劇集団円)
[舞台・衣装制作]金井ひろみ(造形作家)
[音楽]橋爪貴明(音楽家)、越智義朗・越智義久(パーカッショニスト)
対象
ワークショップ:横浜市内在住在学の小学生(全日程参加)、ボランティ(舞台・衣装制作):中学生、高校生
定員
[演劇]12名 [舞台制作]28名 [衣裳制作]12名 [音楽]12名 [ボランティア]5名
料金
2,000円(ボランティアは無料)
受付期間
6月15日(木)~7月7日(金)消印有効
会場
[演劇、音楽]横浜市民ギャラリー地下1階アトリエ、横浜市技能文化センター
[舞台・衣装制作]横浜市民ギャラリー地下1階アトリエ

ハマ・キッズ劇場2000「宇宙人ケチチ」

[あらすじ]
キンキラプラネットの王ケチチはこどもたちを子分にして、宇宙にうかんでいるごみを集めている。ごみの中には珍しいものや、きれいなものがあり、ケチチはそれを宝物にしていた。宝物はよその星の王に売って金もうけができるのだ。
ビューティプラネットの王女オーリッヒとワイワイプラネットの王子オージケントは宇宙で一番大切なものをさがしている。それをオーリッヒの父である宇宙の大王のところに持っていけば二人は結婚できるのだ。ある日、大切なものはきれいなものだと思った王女はこどもたちにきれいもの辞典できれいなものを調べてもらうが、それはみんな地球にあるものだった。地球は赤い毒の星になってしまったと 思っているオーリッヒはがっかりする。
オージケントはケチチの宝物の中にきれいなものがあるのではないかと、ケチチをたずねる。しかしケチチもオーリッヒと結婚しようとたくらんでいたため、オージをだまそうとがらくたをオージにわたす。
何もしらないオージケントはがらくたを大王に差し出すが、もちろん答えはブー!結婚は許されず、怒った大王の罰でオーリッヒは固まってしまう。
ライバルがいなくなったケチチはよろこんで宝物を大王に差し出す。しかし、ケチチの出すものはどれも大王のいう大切なものではなかったため、ケチチは宇宙に飛ばされてしまう。
固まってしまったオーリッヒを前に泣き崩れるオージケント。花を持ったこどもたちがオージケントを囲む。そこで大切なものは心の中にあると気づいたオージケントは花を大王に差し上げる。
大切なものにオージケントが気づいたので、大王はオーリッヒを元に戻す。これまでの大王の仕打ちは大切なものに気づかせるためのテストだったのだ。
オージケントとオーリッヒを救った花は実は毒の星といわれる地球から持ってきたものだった。こどもたちは毒の星といわれる地球にこっそり行き、反対側がきれいな頃の星に戻っていることに気づいていたのだ。
オージケント、オーリッヒとこどもたちはきれいな星に作り直すために地球に行く。

[出演者]
演劇集団「円」所属 青山伊津美、大野領子、梶原美樹、鈴木佳由 ほか
ワークショップに参加したこどもたち
ジャグラー マサヒロ水野(特別出演)

[スタッフ]
脚本 小久保丈二(演劇集団「円」)
演出 青山伊津美(演劇集団「円」)
美術・衣装 金井ひろみ(造形作家)
音楽 橋爪貴明(音楽家)、越智義朗(パーカッショニスト)
開催日時
(土)
料金
300円(中学生以下・65歳以上無料)
会場
横浜市教育文化ホール(横浜市教育文化センター2F)

開催レポート

楽しみながらこどもの持つ感性のアンテナを刺激し、自己表現力を養うことを主眼としたこのワークショップでは、こどもの持つ想像力を十分に引き出すために、演劇の台本をベースにして、参加する子供たち自身がイメージを膨らませて演技、音楽、衣裳、舞台作りに取り組み、最終的には実際に舞台を作り上げました。

 

[入場者]210名

[参加者]39名(舞台づくり11名、衣裳づくり5名、演劇12名、音楽11名)

[中高生ボランティア]15名(舞台づくり・衣裳づくりワークショップ)

 

関連資料