山手風景 ©Yokohama Civic Art Gallery

山手風景
佐藤 努
さとう つとむ

■ 制作年:1949年
■ 技法・材料:油彩、キャンバス
■ サイズ [縦×横×奥行]:73.0 × 90.5cm
■ 作品番号:O-083
■ 分野:油彩他

※「横浜画廊散歩」2020年12月号に掲載

佐藤は1924年横浜市に生まれ、プロテスタントの父の影響を受けて育ち、青年期以降は聖書研究会を立ち上げる等熱心に活動しました。1945年東京美術学校師範科を卒業、1949年県立神奈川工業高校図案科で教職に就き、1961年からは多摩美術大学で教鞭を執りました。また1970年から1982年まで神奈川県工業試験所で指導者として勤務しています。画家としては1963年にモダン・アート協会を退会して以降、画壇から離れ聖書の課題を主なテーマに研究・制作・発表をおこないました。1998年歿。

本作は1949年、画歴初期の作品にあたります。直線を用い幾何学的に表された家並みに赤や緑、黄等を基調に鮮やかな色彩が施され、実験的な試みが見てとれます。画面をジグザクに分けるような塀の描写と、手前の坂の曲線が画面にリズムを与えています。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1968年 第1回春雷展
1969年 今日の作家69年展