風薫る ©Yokohama Civic Art Gallery

風薫る
益井 三重子
ますい みえこ

■ 制作年:1988年
■ 技法・材料:紙本着彩
■ サイズ [縦×横×奥行]:128.1 × 72.2cm
■ 作品番号:J-031
■ 分野:日本画

※「横浜画廊散歩」2013年6月号に掲載

1910-2010年、広島県生まれ。早くから日本画を学び、1944年に横浜に転居後は、安田靫彦、小倉遊亀に師事しました。日本画の伝統的な技法を使って、身近な人や物を好んで描いた益井の作品には、古典を重んじながら、自らが生きる現代の風俗をとらえた眼差しを見ることができます。人物像においては、対象の性格までも写し出すように、持ち物や生活空間をも描き込んで表現しました。《風薫る》は、港の見える丘公園内にある大佛次郎記念館を背景に、ライラックの花を手にした女性を描いた作品です。生い茂った樹や花々、凛とした表情の女性は、穏やかで柔らかな色に彩られ、初夏の爽やかな風が吹く季節の空気感をも暗示しています。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1982年「横浜上海美術交流展」
1988年「横浜上海美術交流展」
1990年「横浜オデッサ美術交流展」