収蔵作品 今月の1点

夕映(鶴見川) ©Yokohama Civic Art Gallery

夕映(鶴見川) 市川 保道 いちかわ やすみち

■ 制作年:1988年
■ 技法・材料:紙本着彩
■ サイズ [縦×横×奥行]:117.0 × 91.4cm
■ 作品番号:J-005
■ 分野:日本画

※「横浜画廊散歩」2013年11月号に掲載

1936年、横浜市生まれ。多摩美術大学で日本画を専攻。自身の創作活動を展開しながら、同大学にて教鞭とり、長きに渡り後進の育成に当たりました。花や果実、昆虫など身近なモチーフを描きながら、山や樹海、野原といった大自然をテーマに、人間の力が及ぶことのない世界に対峙した作品を制作しています。《夕映(鶴見川)》は、横浜市内から東京湾へと注ぐ鶴見川が、夕焼けに染まる情景を写した作品です。丹念な観察を通して描き出される市川の作品には、季節や時間の流れによって変化する自然の表情を、さまざまに見ることができます。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1982年「横浜上海交流展」
1988年「横浜上海交流展」
1990年「横浜オデッサ美術交流展」