[コレクション展2024 版をうつす]鑑賞サポーター活動レポート

2024.3.20

横浜市民ギャラリーでは毎年、コレクション展の開催に際し、中学生以上の方を対象に鑑賞サポーター(ボランティア)を募集し、当館の所蔵作品と来場されるお客様を繋ぐ役割を担っていただいています。

「横浜市民ギャラリーコレクション展2024 版をうつす」(2024年2月23日~3月10日)では、9名が鑑賞サポーターとして活動をおこないました。その様子をレポートします。

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【活動1】「鑑賞サポーターによる作品紹介シート」の執筆

 

最初の活動は、展覧会の来場者に配布する「鑑賞サポーターによる作品紹介シート」の作品紹介文の執筆です。

今回の活動では1月から研修を4回おこない、そのなかで鑑賞サポーターがそれぞれ自分の気になる作品を1点選び、作家や作品について調べながら、自分なりの見方を盛り込んだ紹介文を約250字の文章にまとめました。

 

作品選びは直感で…

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「コレクション展2024 版をうつす」関連イベントレポート

2024.3.7

毎年1回開催している横浜市民ギャラリーコレクション展。今年は「版をうつす」と題し、版画作品を特集し展示しています。

展覧会にあわせ、3月3日(日)におこなった二つの関連イベントの様子をご紹介します。

 

1. ハマキッズ・アートクラブ「横浜市民ギャラリーまるごと探検ツアー」

横浜市民ギャラリーの施設の表裏を探検し、あわせてコレクション展もちょっぴり鑑賞する、子どものための特別なツアーです。今年は小学4~6年生を対象に開催し、8名の子どもたちが参加してくれました。

 

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コレクション展2023「描きたい風景」 鑑賞サポーターによるイベントレポート

2023.3.13

横浜市民ギャラリーコレクション展2023 では、ボランティアの鑑賞サポーターが活躍しました。この記事では、会期中に実施したイベント「おしゃべりステーション@コレクション展」の様子をレポートします。

(展覧会前の事前研修の様子は、前回のブログ記事をご覧ください。)

 

近年コレクション展では、関連イベントとして「鑑賞サポーターによるギャラリートーク」をおこなってきましたが、今年は鑑賞サポーターが作品についてお話しするだけでなく、来場したお客様と自由な会話のキャッチボールをすることで、一緒に作品鑑賞を楽しむイベント「おしゃべりステーション@コレクション展」を初開催しました。


 

「横浜市民ギャラリーコレクション展2023 描きたい風景」関連イベント

〈おしゃべりステーション@コレクション展〉

日時:2023年2月26日(日)、3月4日(土)各日13:30~15:30
会場:1階展示室前スペース、展示室1・B1
参加無料、申込不要

当日は、展覧会入口前の机が「ステーション」に。出品作家の画集を座って眺めたり、気に入った作品を選んでコメントカードを書いたりするスペースです。展示を見終わった後、休憩しながら展覧会を振り返り、作品鑑賞の幅を少し広げることができる場となりました。

コメントカードの書き方は自由。好きな作品のシールを貼ります。

カードは会期中掲出し、来場者にご覧いただきました。ほかの人のコメントを読むのも楽しい!

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コレクション展2023「描きたい風景」鑑賞サポーターの研修レポート

2023.2.21

今回は「横浜市民ギャラリーコレクション展2023 描きたい風景」に関連して、鑑賞サポーターの研修の様子をレポートします。

 

鑑賞サポーターは、コレクション展の魅力を伝えるボランティアとして、2017年より毎年参加者を募り、作家や作品について調べたことを来場者の皆さんに紹介する活動等を行っています。

 

今年度の活動内容は2つです。
(1) 作品紹介シートの執筆
(2) 「おしゃべりステーション@コレクション展」の計画・実施
1月~2月に行う4回の研修で準備をすすめ、展覧会をむかえます。

 

■作品紹介シートの執筆
学芸員から今年のコレクション展概要の説明を受け、作品リストや作家資料もみながら、紹介したい作品を決めます。その後、執筆した文章を鑑賞サポーター内で読み合い、意見交換をしたり、修正を加えたりして完成を目指します。各鑑賞サポーターならではの視点が、作品を鑑賞する際のちょっとしたきっかけになるかもしれません。
完成した作品紹介シートは、会期中来場されるみなさまにお配りしますので、鑑賞のお供にぜひご活用ください。
また、「おしゃべりステーション@コレクション展」開催時は、鑑賞サポーターがオススメ作品の前でコンパクトに作品を紹介しますので、こちらもどうぞお楽しみに!

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コレクション展2020「うつし、描かれた港と水辺」(15)

2020.3.15

横浜市民ギャラリーコレクション展2020「うつし、描かれた港と水辺」の魅力をお届けするブログも最終回の第15回となりました。
本日までご覧いただき、ありがとうございます
最終回では、出品作家の西村建子氏・林敬二氏のインタビューをご紹介します。

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■作家インタビュー1 西村建子氏


西村建子氏(2019年12月23日 横浜市民ギャラリーにて)


西村建子氏は1940年、栃木県生まれ。会社員の傍ら写真を撮るようになり、写真家の浜口タカシ氏(1931‐2018)が主宰する日本写真映像学院で学び、その後浜口氏の事務所を手伝いながら撮影を続けてきました。「大好き」と語る横浜を中心に写真を発表しています。インタビューでは1980年代におこなった中国残留孤児の撮影の話や、写真への思いをお話ししていただきました。


※インタビュー動画はこちらからご覧いただけます。


西村建子《横浜港》1988年 カラー・プリント 36.5×54.5cm



■作家インタビュー2 林敬二氏


林敬二氏(2020年1月8日 林敬二氏アトリエにて)


林敬二氏は1933年、横浜市生まれ。東京藝術大学卒業。横浜の港の空気を感じながら育った林氏は藝大の助手時代にイタリアに留学、その後豊かな色彩のもと人物と抽象性の高い表現を組み合わせる共通点を持ちながらも画風を幾度も変遷させ、一貫して浮遊感を感じさせる作品を発表してきました。インタビューの中では《横浜港》の制作背景や作品に通底する要素を語ってくださっています。


※インタビュー動画はこちらからご覧いただけます。


林敬二《横浜港》1988年 油彩、キャンバス 91.0×116.0cm


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■トピックス ― インタビューアーカイブ

横浜市民ギャラリーでは、2014年度より企画展にあわせ当館にゆかりのある方々のインタビューをおこなっています。
貴重なお話をお楽しみください。→インタビューアーカイブ

コレクション展は来年も3月に開催予定です。

今年度会場で配布予定でした小冊子もご希望の方にお分けできますので、事務室でお声かけください(2020年3月31日(火)までは閉館です)。


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