馬場かし男_秋の日本大通_トリミング ©Yokohama Civic Art Gallery

馬場檮男 ばば かしお
《秋の日本大通》

1981年
リトグラフ

※「横浜画廊散歩」2016年11月号に掲載

馬場檮男は、1927年東京に生まれました。1944年早稲田中学校を卒業後働きながら制作を始め、1960年頃神田の画材店・文房堂で石版の講習会に参加、その講習会で助手をつとめていた刷り師の木村希八氏の鎌倉の工房に通い、リトグラフの技法を習得しました。1963年に春陽展版画部研究賞、1965年には日本版画協会展協会賞を受賞しています。

初期の「記念写真」シリーズは頭部をリボンにすげ替えられた人物が登場する、社会風刺の意味合いが強いものでしたが、次第に祝祭やサーカス、遊園地などの非日常性をテーマとし、画面中に多くのモチーフをカラフルな色彩で描く、賑やかかつ一抹の奇怪さを伴ったユニークな作風へと変化していきました。

本作品は、馬場がライフワークとして横浜市内の風景を描いた「横浜百景」シリーズの一つです。県庁舎手前の日本大通を縁取る銀杏並木が鮮やかな黄色に紅葉し、短い秋の一日が切り取られています。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1982年「横浜上海美術交流展」
1987年「馬場檮男自選展」
1988年「横浜上海美術交流展」
1992年「横浜コンスタンツァ美術交流展」
1993年「横浜サンディエゴ美術交流展」

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