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大山鎮 おおやま しずめ
《県庁(キングの塔)》

1988年
紙本着彩

2015年11月号に掲載

大山鎮(おおやま・しずめ)は1937年横浜市生まれ。1951年県立横浜緑ヶ丘高校卒業、1957年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業、安宅賞およびサロン・ド・プランタン賞を受賞。同年新制作協会に初出品。1964年同大学院修了、1965年新制作協会新作家賞、1972年に第1回個展を開催しました。1975年からは創画会展に出品をしましたが、現在は無所属。2003年に横浜市磯子区の寺院・金剛院に天井画を奉納しています。

本作に描かれているのは、1928年に竣工した神奈川県庁です。和洋折衷の建築様式が採用されており、中でも象徴的な塔は「キングの塔」と呼ばれ横浜港に来港した船から容易に認識できたといいます。

大山は大胆に塔の先端部分を大きく、見上げるように描きました。手前に配された木が建物の高さを強調しています。背景に施された金箔が重厚な雰囲気を醸し出しており、一方で何時なのかわからないような不思議な印象を見る者に与えます。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1976年 「第3回春雷展」
1988年 横浜・上海友好都市提携15周年記念「横浜美術展・横浜百景展」
1990年 横浜・オデッサ姉妹都市提携25周年記念「横浜美術展」

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