靉 嘔《レインボーホールNo.2》トリミング ©Yokohama Civic Art Gallery

靉嘔 あいおう
《レインボーホールNo.2》


※2015年8月号に掲載

1931年茨城県生まれ、1954年東京教育大学芸術学科卒業。1958年に渡米し、1963年よりオノ・ヨーコの紹介によりニューヨークで前衛芸術運動のフルクサスに参加しました。

フルクサスでは美術や音楽、詩や舞踏など多岐にわたる芸術活動がおこなわれていましたが、靉嘔も周囲の人々を巻き込んでおこなう「ハプニング」や「エンヴァイラメント」と呼ばれる先駆的なインスタレーションを発表しました。平面作品では輪郭をなくし虹の色彩で形態をあらわす独自の表現を生み出し、「虹のアーティスト」として国内外で知られるようになります。

本作品はシルクスクリーンで制作され、虹の色彩の渦が求心的に描かれています。靉嘔をはじめとし、池田満寿夫や横尾忠則など、1960年代のアーティストやデザイナーの表現の探究により版画技法の多様さが広がりました。

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1967年 「今日の作家67展」
1992年 「横浜コンスタンツァ美術交流展」

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