大庭 明子《こだまのあそぶ》 ©Yokohama Civic Art Gallery

大庭明子 おおば あきこ
《こだまのあそぶ》

1992年
木版

※2014年11月号に掲載

1956年逗子市生まれ。東京造形大学絵画科版画研究室在学中の1978年より神奈川版画アンデパンダン展に出品。1979年同大卒業後は個展を中心に活躍しています。1985年文化庁芸術家国内研修員として版画家の磯見輝夫(1941年生まれ)に指導を受けました。1987年第21回現代美術選抜展、1994年ビトラ国際版画トリエンナーレ(マケドニア)に出品。イラストや絵本の挿絵も手がけており、代表的な絵本に「ことばのくにのマジックショー」(2008年アリス館、ことば:中川ひろたか、手品:大友剛)「にくまんはどっち?」(2009年アリス館、文:苅田澄子)などがあります。

躍動感ある人物や動植物にカラフルな色調が施された作風で知られています。祖母が洋服のデザイナーだったことから縫製工場で洋服が出来上がっていく様や祖母が持ち帰る世界中の土産品を見ていたこと、実家の洋館の庭にあった植物を愛で、周辺の豊かな自然の中で遊んだことなど幼少期の経験が制作の背景にあるといいます。

以下はこの作品に寄せられた作家自身のコメントです。

「かつて空き地にはシイノキが生い茂り地面は土が露でした。

もう会えない幼い日の残像または今も漂う風景かもしれません。」

横浜市民ギャラリーでの展覧会:
1992年「よこはまの作家たち’92」

収蔵作品一覧へ戻る